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大森南朋主演『東京プレイボーイクラブ』ロッテルダム国際映画祭でタイガー・アワードに選出!

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奥田庸介監督
奥田庸介監督

 大森南朋主演の映画『東京プレイボーイクラブ』が第41回ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門「タイガー・アワード」に選ばれ、現地時間28日に上映された。

映画『東京プレイボーイクラブ』写真ギャラリー

 本作が商業映画デビューとなる大型新人25歳の奥田庸介監督が現地入りしているが、福島第一原発事故で世界的に関心の高い福島出身ということで注目を浴びている。奥田監督は猪苗代町出身。家族は無事だったが、父親が経営している豆腐工場は地震で崩壊し、親族も被害を受けた。ちょうど本作のクランクイン直前の出来事で「こんな時に映画を撮っていていいのか?」と撮影を断念し、実家に帰ることも考えたいたという。だが父親から「お前は映画に集中しろ」と背中を押されて本作を完成させた経緯がある。

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 現地記者はもちろん、上映後の質疑応答でも震災の影響や、福島に対する思いをよく尋ねられるという。その度に奥田監督は「やっぱり生まれ育った所だから福島を愛している。俺はまだ会社員の兄貴のボーナスで食いつぶしているような男なのでこれといった援助は出来ないけど、映画を作って福島の人を元気にしたい。俺を見てくれれば分かるように、福島の人は強いから」と遠く離れたオランダから故郷への思いを炸裂させている。

 映画は、寂れたサロン・東京プレイボーイクラブを舞台に、そこで働く勝利(大森)が街のチンピラ三兄弟とモメ事を起こしたばかりに大トラブルに発展するブラック・コメディ。釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映に続き、東京フィルメックス映画祭で学生審査員賞を受賞するなど、日本公開を前に幸先の良いスタートを切っている。

 ロッテルダム国際映画祭でも観客から続々と「グレート!」と声を掛けられて、緊張で腹を降さないよう下痢止めの薬を飲んだという奥田監督もホッと胸をなでおろしていた。

 奥田監督は「ロッテルダムまで来られたのはあの時の親父の言葉があったから。本当に感謝しています」としみじみ語っていた。コンペティションの結果は、現地時間2月4日に発表される。

映画『東京プレイボーイクラブ』は2月4日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開

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