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アカデミー賞5冠『アーティスト』効果!犬アギーと同種犬に人気殺到し犬猫保護団体が異例の警告!

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ジャック・ラッセル・テリアブームの巻き起こしたアギー「とっても、わんダフルなことだけど、マナーは守ってほしいかな……」
ジャック・ラッセル・テリアブームの巻き起こしたアギー「とっても、わんダフルなことだけど、マナーは守ってほしいかな……」 - Jeff Vespa / WireImage / Getty Images

 第84回アカデミー賞作品賞を含む5冠を獲得したサイレント映画『アーティスト』に登場する犬アギーの人気ぶりが思わぬ波紋を広げている。イギリス最大級の犬猫保護団体が、ジャック・ラッセル・テリアを探す人が急増したことに触れて、「動物を飼うということは生涯契約です。時には15年に及ぶこともあります」と異例のアナウンスをする事態に発展しているのだ。

映画『アーティスト』フォトギャラリー

 イギリスで最も古い動物保護団体の一つ、バタシー・ドッグス・アンド・キャッツ・ホームによると、アカデミー賞の直前から『アーティスト』のアギーの同種であるジャック・ラッセル・テリアを求める人が急増したといい、「今月12日の日曜日の夜だけで630人近くから問い合わせがありました。これは普段の倍近い数字です」とアナウンス。

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 多くの犬が新しい家を見つける可能性が増えたことを喜ぶ一方で、担当者は「わたしたちは里親になりたいという人たちが、ちゃんとペットの身の回りの世話をしてくれるかどうかを確認しなくてはいけません。そういった環境が整って初めて、ペットは新しい家を見つけたということができるのです」とにわかに沸き起こったブームに踊らされないよう注意している様子だ。

 実際、日本でもマンガやドラマに影響されてペットを飼い始めたものの、面倒を見ることができず手放したという話はよく聞く。DogFiles.comによると、アメリカのジャック・ラッセル・テリア・クラブは、同犬種がもともと狩猟犬であるが故にそのケアが大変になることもあると、安易な気持ちで飼おうとしている人々に注意している。

 『アーティスト』の劇中で、アギーは飼い主の心の慰めとなり、時には命を救うなど良きパートナーとして描かれ、カンヌ国際映画祭ではパルムドッグ賞も受賞した。それだけに欲しがる人々の気持ちはわからないではないが、その前に一考する必要がありそうだ。(編集部・福田麗)

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