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スーザン・サランドンを直撃!結婚観について語る!

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脚本家クリストファー・D・フォード、スーザン・サランドン
脚本家クリストファー・D・フォード、スーザン・サランドン

 映画『ロッキー・ホラー・ショー』や『プリティ・ベビー』などで注目を浴び、映画『デッドマン・ウォーキング』ではアカデミー賞主演女優賞を獲得したスーザン・サランドンが、新作『ロボット&フランク(原題) / Robot & Frank』について、脚本家クリストファー・D・フォードとともに語った。

スーザン・サランドン出演 映画『ラブリーボーン』写真ギャラリー

 同作は、近未来を舞台に宝石泥棒だったフランク(フランク・ランジェラ)は、現在は引退して一人暮らしを送っていたが、痴呆の兆候が表れたことを心配した息子ハンター(ジェームズ・マースデン)が、老人の世話をするロボットを購入してフランクの面倒を見させる。頑固なフランクはロボットに反発していたが、聡明なロボットに興味を抱き始め、そんなロボットを利用して宝石泥棒を計画するが、とんでもない騒動が巻き起こるというドラマ作品。スーザンは、フランクの家の近所にある図書館に勤める女性ジェニファーを演じている。監督は今作がデビュー作となるジェイク・シュライアーがメガホンを取っている。

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 フランク・ランジェラとの共演について「お互いこの世界で長い間演じているのに、彼とは社交的な場所で何度か会っただけだったの。わたしは彼の作品が大好きで、彼と共演することになった時は楽しみだったわ。ただ残念なことに、リハーサルの過程ではお互いゆっくり座って会話する時間がほとんどなかったの。唯一時間を掛けたのが、後半のフランクとジェニファーの関係が明らかになるシーンで、どのように演技したら良いのかお互いが確認しながら撮影していたわね。彼は演技をするうえで、映画の全体像を見つめながら演じていることがとても素晴らしいわ」と答えた。

 ロボットの技術が老人の介護を十分できるようになった時に、両親の介護を委ねることができるかとの質問に、クリストファーは「もしロボットと家族なら、当然家族を選ぶが、もしロボットが介護以外の小さなことにも対応できるのなら、自分のクオリティな時間を過ごすために、ロボットを選択する可能性もあるかもしれない。それは、この映画と同じようにロボットをあくまで一つの機器として見ているからでもあるんだ」と答え、一方スーザンは「多くの老人たちは、テレビをまるでこの映画のロボットのように扱っていると思う。なぜなら、テレビを一日中付けっぱなしにすることで、テレビによって老人は楽しませてもらっているから。ちなみに、わたしの母親は89歳で、わたしの妹の家の近所に住んでいるけれど、一人暮らしなの。だから毎日彼女が大丈夫かチェックさせているけれど、もしこの映画のようなロボットの技術があるのなら、利用するかもしれないわ」と明かした。

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 この映画では、フランクとジェニファーの関係が興味深い形で描かれているが、結婚観についてスーザンは「わたし自身が結婚に興味がないのは周知の事実だけれど、結婚することに意味があると思っている人たちに関しては反対はしていないの。わたしが初めて子どもを産んだときはアメリカカトリック大学の学生の時で、学校を退学させられないためには結婚する必要があったの。ただ、その後に付き合った男性たちとの間にも子どもを産んだりしていたから、いろいろな人から結婚について聞かれたけれど、今ではそんなことは大した問題にはならないわね。今は若い年齢でも結婚する人たちが増えて、若いうちにそういう決断をすることは素晴らしいと思っている。それは、長い間付き合っているだけの関係だと、お互いを利用してしまうという落とし穴に出くわすこともあるから……」と語った。彼女は20年間もの長い間パートナーとして付き合っていたティム・ロビンスとも2年前に別れている。

 映画は、人と人とのつながりを技術の発展を通して見つめた秀作。スーザン・サランドンの次回作は、オムニバス作品『クラウド・アトラス(原題) / Cloud Atlas』が控えている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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