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岩松了が初主演!ツルツル頭で熱唱の笑える介護映画!赤木春恵は認知症の母を笑顔で熱演!

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ツルツル頭で熱唱する岩松了
ツルツル頭で熱唱する岩松了

 認知症の母親との日々をユーモアを交えて描いたコミックエッセイを映画化した『ペコロスの母に会いに行く』で、主演を務めた岩松了がツルツル頭で熱唱する場面写真が公開された。公開された場面写真からも、認知症を扱いながらも本作が明るい映画に仕上がっていることが伝わってくる。

 長崎在住の漫画家・岡野雄一が自らの体験を基に認知症の母親との心温まる日常を描いた同名コミックエッセイを映画化する本作。16日にはホテルニュー長崎にて、原作者の岡野、主人公の岡野ゆういち役の岩松了、ゆういちの母親みつえ役の赤木春恵森崎東(※「崎」は正式には旧字。「大」が「立」になります)撮影現場記者会見が行われた。

 テレビドラマ「のだめカンタービレ」や「時効警察」などにも出演しバイプレイヤーとして活躍する岩松は、本作が映画初主演。今回場面写真も公開された歌うシーンの撮影について、「プレッシャーだった。それが終わってホッとしているが、2月にもう1曲歌うシーンがあるので完ぺきにしなければ」と素直な気持ちを明かし、これからの撮影への意気込みを語った。

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 また、「森崎監督の大ファン」だという赤木は「今までこの仕事を続けてきて一番印象に残っているのが『藍より青く』と『野良犬』(どちらも森崎監督作品)だった。今回も監督が森崎先生だったのが一番の魅力でした」と出演の経緯を明かした。そして、「本当のわたしは弱い性格なのに、これまでどういうわけか開けても暮れても気が強い姑役ばかりでしたから」というコメントで会場を沸かせると、「(息子役の)岩松さんはあったかい感じの方。今回は息子に優しくしてもらう母親役ができることが幸せ。楽しみにしています」と今後の撮影に期待を膨らませた。

 『ニワトリはハダシだ』以来8年ぶりにメガホンを取る森崎監督は、本作を引き受けた経緯を「まず原作者の人となりをちゃんと見てからと思った。(実際に会って)この人ならばと引き受けた」と明かし、本作について、「気楽だしすけべな話もある。そういうのもよかった」とコメント。岩松、赤木の他、若き日のみつえ役で原田貴和子、若き日のゆういちの父親さとる役で加瀬亮、ゆういちの友人役で竹中直人、喫茶店のマスター役で温水洋一が出演する本作。温かな人間ドラマが期待できそうだ。(編集部・島村幸恵)

映画『ペコロスの母に会いに行く』は2013年夏長崎先行公開の後、秋全国公開予定

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