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リンカーン大統領は本当にオノ使いのヒーローだったかも?都市伝説の第一人者が明かす!

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フォークロアの数々を明かした宇佐和通氏と巽孝之氏
フォークロアの数々を明かした宇佐和通氏と巽孝之氏

 23日、映画『リンカーン/秘密の書』の試写会付きトークショーが都内で行われ、アメリカンフォークロア(都市伝説)の第一人者たちが、リンカーンに関する都市伝説や伝説について語った。会場には月刊オカルト情報誌「ムー」の愛読者「ムー民」が集合。アメリカ文学研究者で慶應義塾大学教授の巽孝之氏と、「ムー」で活躍する都市伝説ライター宇佐和通氏の解説に耳を傾けた。

映画『リンカーン/秘密の書』場面写真

 「奴隷解放宣言」で知られる大統領エイブラハム・リンカーンがヴァンパイア・ハンターだったという大胆な設定の下、米国史の陰に隠された彼の壮絶な運命と戦いを3Dで描く本作。劇中リンカーンはオノを手に、一般的なイメージからは想像もつかない華麗なアクションを披露する。

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 一見するとめちゃくちゃな設定だが、巽教授は「実際リンカーンはケンタッキー州でマキを割るなど、ログキャビン(丸太小屋)から出発しているのでオノを持っていてもおかしくはない」と苦笑しつつ解説。宇佐和氏も「木を切るのに6時間もらえれば、4時間はオノを研ぐのに費やす」という名言を引用し「木ではなく、ヴァンパイアを倒すためオノを磨いていたともとれる」とつじつまが合ってしまう物語性を称賛する。

 さらに巽教授は、当時の黒人奴隷たちが実際に使用していた、奴隷制から逃れる逃亡路アンダーグラウンド・レールロード(地下鉄道)が本作のカギを握ることにも言及。「一見とんでもないんだけど、すごくまっとうな映画」と痛快なアクションを見せる一方で、しっかりと史実とのリンクを意識した作品になっていることをうかがわせた。

 その後も二人は、「リンカーンの遺体を乗せた葬送列車の幽霊が出没する」「リンカーン記念館のリンカーン像が動く」「ケネディ大統領とリンカーンの共通点」「リンカーン映画の流行とオバマ再選の関係」など、幽霊や都市伝説エピソードを次々と披露。まさにリンカーンの本当(!?)の顔に迫る解説で、集まったムー民を満足させていた。(編集部・入倉功一)

映画『リンカーン/秘密の書』は11月1日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開

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