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Zeebra、バイト時代に伝説的ヒップホッパーQティップから受けた熱いメッセージ明かす

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KダブシャインとZeebra(右)
KダブシャインとZeebra(右)

 3日、伝説的ヒップホップグループ「ア・トライブ・コールド・クエスト」(以下ATCQ)に密着したドキュメンタリー映画『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』初日舞台あいさつがヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、日本のヒップホップ・シーンをけん引してきたアーティストのKダブシャインとZeebraがゲストに登場し、Zeebraが若かりし頃ATCQメンバーのQティップと対面し、感銘を受けた貴重なエピソードを明かした。

映画『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』場面写真

 1995年頃、雑誌「Fine」の仕事でATCQのインタビューに臨んだZeebra。インタビュー時Qティップは宗派であるイスラム教により断食中で、「やる気なさそうにしていて、まいったよ。質問をしてもひとことふたこと返ってくるだけで」と困惑したという。そんな時、何とか言葉を引き出そうと投げたのが「ラップをやっていくにはどうやったらいいと思う?」という自身へのアドバイスだった。

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 それに共感し急に熱く語りだしたQティップの口から出てきた言葉が「もし目も前に鍵がかかったドアがあったらどうする?」という質問だったそうだ。まさに、ATCQが1990年に出した1stアルバム「People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm」に収録されている1曲目「Push It Along」のタイトルそのもの。Qティップは続けて「鍵を探しても見つからなかったら? とりあえずガンガン押すんだ。ガンガン鍵が取れるまで押し続ければドアは開くぜ」とZeebraを熱く鼓舞(こぶ)したという。

 当時Zeebraはキングギドラとしてアルバム「空からの力」を出す前で、バイトをしながら音楽活動をしていた頃。この言葉に大きく魂を揺さぶられたといい「それが超かっけーって思って、パワーになりました」とその後の活動に多大な影響を与えたことを振り返っていた。

 本作は1998年に解散し、その後再結成を果たした伝説的ヒップホップ・グループ、ア・トライブ・コールド・クエストの軌跡を追ったドキュメンタリー。再結成した2006年の世界ツアーに密着し、彼らの魅力やメンバー間の確執や解散に至るまでの真相に迫る。(取材・文:中村好伸)

映画『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ~ア・トライブ・コールド・クエストの旅~』はヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトショー公開中

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