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オダギリジョー、37歳…心境の変化語る

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オダギリジョー
オダギリジョー - ヘアメイク:UMiTOS

 モデルで女優の本田翼のドラマ初主演作「午前3時の無法地帯」で、本田の相手役を務める俳優のオダギリジョーが、自身が演じるキャラクター多賀谷について振り返った。

ドラマ「午前3時の無法地帯」フォトギャラリー

 パチンコ専門のデザイン会社に勤める若きデザイナーのももこ(本田)が、日々仕事に恋に全力投球する姿を描き出す本作。「僕も30代半ばで若手というよりは中堅どころに入ってきた。多賀谷は年齢的に僕と近いですし、そういう意味では共感できることも多く、素直に演じることができた」と語るオダギリは、ももこの会社と同じビルの貿易会社に勤める大人の男・多賀谷を演じている。

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 連日のように続く徹夜作業、それなのに上司や先輩からは怒られてばかりで、身も心もボロボロのももこを、多賀谷は大人の笑顔で包み込む。「女性の方が根性がありますよね。南の国だと女の人が働き者で、男はずっと酒を飲んで遊んでいるというのをよく見ますもんね。結局女の人の方が頼れるんですよ。ただ、女性は無理しがちというのがありますから、そこまで疲れない程度にやっていただきたいですが。その息抜きにこのドラマを観ていただけたらいいんじゃないですかね」と働く女性にエールを送る。 

 多賀谷は、ねむようこの原作コミックでも人気のキャラクターだが、オダギリ版多賀谷にも癒やされること必至。オダギリは、「そういうふうに言っていただけるのはありがたいですが、実際の僕はこんな人間じゃありません。こんな男、いますか? というくらいに包容力のある感じなんで、ある意味、原作のイメージを壊さないようにしなきゃと思っていました」と笑いながら多賀谷の役づくりを振り返る。

 さらに、昨今の心境の変化について、「20代のときは自分が俳優であるということにすごく固い思いがあって。それが自分を狭めていた部分が多かった。自分はこういう俳優であり、こうすべきだと決めすぎていて、そこからぶれないようにしなきゃと思っていたけど、年を重ねたせいか、そんなことどうでもいいなと思えるようになってきた」と語るオダギリ。そういった彼自身の変化が、多賀谷という役柄が醸し出す大人の魅力につながったのかもしれない。(取材・文:壬生智裕)

ドラマ「午前3時の無法地帯」はdビデオ powered by BeeTV、およびBeeTVにて3月20日より毎週水曜日、月曜日配信(全12話)
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