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奥田瑛二×主演安藤サクラ&柄本佑が湯布院映画祭に登場!

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湯布院映画祭で笑顔を見せた奥田瑛二と安藤サクラ、柄本佑
湯布院映画祭で笑顔を見せた奥田瑛二と安藤サクラ、柄本佑

 安藤サクラ柄本佑、そして俳優の奥田瑛二が25日、大分県由布市で開催された第38回湯布院映画祭に出席、貴重な親子共演を果たした。この日は、奥田がメガホンを取り、安藤と柄本が主演した映画『今日子と修一の場合』がクロージング作品として本邦初公開となった。

 本作は、とある不幸な事故によって、地元(宮城県南三陸町)に帰ることができなくなった今日子(安藤)と修一(柄本)たちがめぐる、それぞれの道のりを描いた物語。東京で暮らしていた彼らは、東日本大震災で故郷が未曾有の被害を受けたことを知る……。震災を目の当たりにした奥田は、今こそこの物語を映画にしなければいけないと、衝動的に映画の制作を決意したのだという。

 「撮らなくてはいけないという強い思いで撮った映画なので、キャスティングも柄本佑さん、安藤サクラさんとあいなりました」と本作への思いを述べる奥田。二人を抜てきした理由については「柄本佑君はすでに決定していました。そして今日子役は、今だから言いますが、最初はある女優さんを主役に考えており、オファーをしていましたが、最終的に調整がつかず、出られなくなった」と明かした。

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 その後、再び主演女優探しが始まり、多くの候補の中から、安藤が主役に決定した。

 それに対して奥田は「正直、最初は遠慮する部分もあったけど、サクラはここ数年で素晴らしい女優に成長していましたから、お願いして、引き受けてもらったということです」とホッとした表情。「今回くらい身内に助けられた映画はないですね」としみじみ付け加える奥田に、会場に集まった観客から「毎回じゃないですか」とツッコみが。思わず奥田も「そんな核心を突かないでよ。親戚の厳しいおじさんに言われているみたい」とボヤいてみせる。アットホームな湯布院映画祭らしい、ユーモラスなやりとりに、会場は大きな笑いに包まれた。(取材・文:壬生智裕)

映画『今日子と修一の場合』は10月5日より公開

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