綾瀬はるか、ルーヴル美術館の係員と直接交渉して「モナ・リザ」を特別に鑑賞

綾瀬はるか&松坂桃李共演の映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』で、日本映画史上初となるルーヴル美術館でのロケが行われたことがわかった。「モナ・リザ」が所蔵されていることで有名なルーヴル美術館だが、映画の撮影許可が下りることはごくまれ。本格的な撮影が行われたのは、トム・ハンクス主演映画『ダ・ヴィンチ・コード』(2006)以来のことになる。
事前に撮影場所と撮影順を提出することを求められたルーヴル美術館での撮影は、撮影場所以外のエリアはスタッフの立ち入りが制限され、トイレに行く際もルーヴル美術館の係員が誘導するという徹底ぶり。当初は「モナ・リザ」の間への立ち入りも制限されていたが、綾瀬が自ら係員と交渉すると何と「OK」。通常時よりもさらに間近で「モナ・リザ」を鑑賞することができたという。
綾瀬は「ルーヴル美術館で撮影ができて、とても貴重な時間を過ごせました。その中でも、本物の『モナ・リザ』を見ることができたのがよかったです」と大喜び。「本物の『モナ・リザ』は少しトーンが落ちているように見えました。飾られている場所は別格で、やはり特別な絵なんだと感じられました」と間近で名画を鑑賞した感想を口にしている。
映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は、松岡圭祐の人気ミステリー「万能鑑定士Qの事件簿IX」の実写化作品。ルーヴル美術館の臨時学芸員に選ばれたヒロイン・莉子(綾瀬)と彼女を取材する小笠原(松坂)のコンビが、「モナ・リザ」に隠された謎や真贋(しんがん)に迫る姿を描く。パリでのロケは11月26日から29日まで、ルーヴル美術館のほか、凱旋門やオペラ座前、芸術橋、ポンヌフ橋、ホテルロウゾンで行われた。(編集部・市川遥)
映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は2014年5月31日より全国公開