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『ルパン三世』玉山鉄二、ワイヤーでつられる!吹き替えなしで挑んだ次元

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「ルパンは見せる美学、次元は見せない美学」玉山鉄二
「ルパンは見せる美学、次元は見せない美学」玉山鉄二 - (c)シネマトゥデイ/山本優実

 映画『ルパン三世』で、ニヒルでクールなガンマンとして知られる人気キャラクター、次元大介を演じた玉山鉄二が、実写化にあたっての同役への思いとこだわりを語った。

映画『ルパン三世』フォトギャラリー

 次元役に決まった玉山から出した条件は「全部自前でやらせてほしい」ということ。「次元の特徴とも言うべき外見が付けひげやエクステだったら見え方が全然違うと思うんです」と言う玉山は、ひげをたくわえ、髪を伸ばして、いかにも次元らしい外見を作っていった。トレードマークのたばこも、原作やアニメと同じように折れ曲がった物をカットごとに用意したという。アクションに関しても「全部僕がやらせてもらいました」と玉山。

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 「吹き替えされる方のほうが立ち回りもできるんですけれど、さすがに銃の使い方がうまい人を探すのは難しいじゃないですか。日本では銃はダメですからね。『フリージア』という作品で殺し屋を演じたこともあって、銃さばきみたいなものをある程度わかっていたことが大きかったと思うんですけど、監督から吹き替えの方よりうまいと言われたんですよ。で、結局は全部自分でやることになって。ワイヤーで引っ張られたりして、玉山だってことがわからないようなカットまで僕がやっています(笑)」

 アクションに至るまで徹底して外見的なイメージを大切につくりながらも、演技を原作やアニメに寄せることは考えていなかったという。「キャラクターの特徴全てをすくうことは不可能なので、次元の大事な部分を明確にイメージして臨まないといけないと思っていました。そうすることで違和感を極力少なくしていこうと。僕が感じた次元の魅力というのは、大人の男のカッコよさ。とにかく無駄なことをしないこと。アウトプットの芝居というよりは、何かがあったときのリアクションの積み重ねが次元を形づくっていくんじゃないかと思っていました。だから僕にとってはある意味、引き算の作業でした。言うなれば、ルパンは見せる美学、次元は見せない美学ですね」と役に対しての自信をのぞかせた。(取材・文:永野寿彦)

映画『ルパン三世』は8月30日より全国公開

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