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ゲイっぽい話し方に迫ったドキュメンタリー!『ライオン・キング』スカー、『アラジン』ジャファーも

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僕の話し方、ゲイみたい? - 映画『ドゥ・アイ・サウンド・ゲイ?(原題) / Do I Sound Gay?』より
僕の話し方、ゲイみたい? - 映画『ドゥ・アイ・サウンド・ゲイ?(原題) / Do I Sound Gay?』より

 第29回ロンドンLGBT映画祭で映画『ドゥ・アイ・サウンド・ゲイ?(原題) / Do I Sound Gay?』が上映され、デヴィッド・ソープ監督が登壇した。本作は、一緒に暮らしていた彼氏が出て行きシングルライフに戻ったソープ監督が、自分のゲイっぽい話し方が気になったことから始まるドキュメンタリーだ。

 40代で独り身となったソープ監督は、すっかり自信を失ってしまったらしい。知人から通りがかりの人までランダムに問い掛けた「僕の話し方、ゲイみたい?」という質問をそのままタイトルにした本作、対する答えも面白い。遠慮がちに「ちょっとね」と答える人、はっきり「うん!」と言う人などさまざまだが、その中に「ゲイみたいだけど、悪いゲイではなく、良いゲイだよ」と指摘する人が。

 そこから、悪いゲイとは何かをひもとき、映画の中でゲイのような話し方をする悪役を見せていく。『ライオン・キング』のスカー、『アラジン』のジャファーなどディズニーアニメに多いのが興味深い。ショービズ界のゲイ話法で知られるタレントなどもたどりつつ、ソープ監督の個人的なストーリーが展開していく。監督はスピーチの矯正にも通うなどして、自身の話し方と格闘する。

 「話し方を変えたら、もっと自分のことがましに感じられるのではと思ったんだ」というソープ監督だが、途中でもう十分とばかりに矯正することをやめてしまう。いろいろな人に会って話をすることが、自信を取り戻すことにもつながったようだ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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