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『ハリー・ポッター』人気スターたちの今

『ハリー・ポッター』人気スターたちの今
ルパート・グリント、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン - Travis P Ball / Getty Images for SXSW(左)、Michael Tran / FilmMagic / Getty Images(右)

 『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフがある日突然、人に真実を語らせる不思議な力を持つ角が頭に生えた男を演じた映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』が、今月9日より日本公開された。10年にわたって続いた人気シリーズの完結からはや4年、『ハリポタ』スターたちはそれぞれ今、どのような道を歩んでいるのだろうか。

■ダニエル・ラドクリフ、過激な役でイメージ払拭?

 主人公ハリー役で一躍スターの仲間入りを果たしたダニエル(25)が、シリーズ終了後にまず選んだのは、不気味な館で不可解な現象に巻き込まれる弁護士を演じたホラー『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012)。その後も、友情と恋の境界線で揺れる“草食系男子”を演じたラブコメ『もしも君に恋したら。』(2013・日本劇場未公開)や、今作『ホーンズ 容疑者と告白の角』(2013)など、これまでのイメージを払拭(ふっしょく)するかのようにさまざまな役に挑み続けている。

 中でも、同性愛者として知られる実在の詩人アレン・ギンズバーグを演じた『キル・ユア・ダーリン』(2013・日本劇場未公開)では、男性同士のキスシーンやベッドシーンを披露しファンに衝撃を与えた。ちなみにプライベートでは、同作に出演していた女優エリン・ダークとの交際が報じられている。

 今後も出演作がめじろ押しで、かの有名なフランケンシュタイン博士の助手イゴール役を務める『ビクター・フランケンシュタイン(原題) / Victor Frankenstein』が10月に全米公開を控えているほか、人気ゲーム「グランド・セフト・オート」の舞台裏を描くテレビ映画「ゲーム・チェンジャー(原題) / Game Changer」などへの出演が決まっている。また昨年8月には、かつて読売新聞社に所属していたアメリカ人記者ジェイク・エーデルスタイン氏の回想録を映画化する『トーキョー・バイス(原題) / Tokyo Vice』に主演するため、日本語を猛勉強中であることを明かしており、日本人としては楽しみなところだ。

■エマ・ワトソン、ハーマイオニー顔負けの才女ぶり

 『ハリポタ』出身の俳優の中で、最も目立った活動をしているといえるのがハーマイオニー役のエマ・ワトソン(25)だろう。シリーズ終了後の出演作は、思春期の青年たちの揺れ動く思いを描いた『ウォールフラワー』(2012)、実際に起きたティーンによるセレブを狙った窃盗事件を基にした『ブリングリング』(2013)、旧約聖書に記された「ノアの箱舟」の物語を実写化した『ノア 約束の舟』(2014)など、どれも話題を呼んだものばかり。

 その傍ら、昨年5月にアメリカの名門ブラウン大学を卒業し、7月には女性の地位向上を目的とする国連ウィメン(UN Women)の親善大使に選ばれるなど、ハーマイオニー顔負けの優等生な一面もあり、同年9月にはニューヨークの国連本部で男女平等を訴える見事なスピーチを行い、拍手喝采を浴びた。今年4月に米タイム誌が発表した「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれている。

 さらに、2017年3月に全米公開予定のディズニー実写版『美女と野獣』では、ヒロイン・ベルを演じることが決まっているエマ。今年1月に出演が発表された際には、「歌のレッスンを始めなきゃね。みんなに観てもらえるのが楽しみ」と自身のFacebookでつづっており、その歌声にも期待が高まっている。

■ルパート・グリント、一見パッとしない?でも…

 『ハリポタ』終了後、日本でその姿を見られるのはDVDスルーの『バレット・オブ・ラヴ』(2013・日本劇場未公開)くらいと、ダニエルやエマと比べるとパッとしない印象が否めないロン役のルパート・グリント(26)。しかし、同作では『トランスフォーマー』シリーズのシャイア・ラブーフらと共演を果たし、脇役ながらドラッグ好きでポルノスター志望の青年というぶっ飛んだキャラクターで存在感を放っていた。

 また、昨年は舞台「イッツ・オンリー・ア・プレイ(原題) / It’s Only a Play」でブロードウェイデビューを果たし、アニメーション映画『ポストマン・パット:ザ・ムービー(原題) / Postman Pat: The Movie』で声優を務めるなど、着々とキャリアを積んでいるもよう。同作のサントラに収録された楽曲「Lightning」では意外な歌の才能も披露している。

 2011年にはよく本人と間違えられるというイギリスの人気シンガー・ソングライター、エド・シーランの楽曲「Lego House」のミュージックビデオに出演したことも話題を集めた。現在、公開待機作には『ヘルボーイ』シリーズのロン・パールマンと共演したコメディー『ムーンウォーカーズ(原題) / Moonwalkers』がある。

 ダニエル、エマ、ルパートの出演は今のところなさそうだが、現在もスピンオフ映画3部作の製作が進められているなど、その人気は衰えることを知らない『ハリポタ』シリーズ。それだけにそのイメージは今後も付きまとうことだろうが、それぞれ新たな道を歩みだした三人の活躍に期待せずにはいられない。(編集部・中山雄一朗)


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