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衝撃の日本製犯罪映画!クスリ売り2人組の映画を長谷川和彦も絶賛

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映画『ケンとカズ』ポスタービジュアル
映画『ケンとカズ』ポスタービジュアル - (C)『ケンとカズ』製作委員会

 覚せい剤の密売をする若者を描いた“ジャパニーズ・ノワール”とも言うべき映画『ケンとカズ』が7月末より渋谷ユーロスペースにて公開されることが発表され、邦画界のレジェンドと呼ばれる映画監督・長谷川和彦が絶賛のコメントを寄せている。

 昨年の第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門・作品賞を受賞した本作は、郊外の自動車修理工場を隠れみのに覚せい剤の密売をするケンとカズが主人公。ケンは恋人の早紀が妊娠したため、カズは認知症である母を施設に入れるため、それぞれがお金を必要としていた。敵対グループと手を組み密売ルートを増やしていく2人がヤクザに追い込まれ、次第に窮地へと追いつめられていくさまを描く。

 『青春の殺人者』『太陽を盗んだ男』で今もなお熱狂的支持を集める長谷川監督は同作について、「登場人物が皆それぞれ固有のリアリティに満ち満ちている」と好評価。「覚せい剤密売に関わる最低最悪の人間たちが、なぜか『愛おしく』なってしまう。過剰なクローズアップカットの連打も決して上滑りせず、観る者を未知なる映画の世界に引っぱり込んでくれる」と続け、「必見の新作!」と絶賛している。

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 同作で監督・脚本・編集を担当し、長編デビューを果たしたのは27歳の新人監督、小路紘史。海外映画祭で上映を重ねた同名の短編映画を自主制作で長編映画化した。物語の核を担うケンとカズを新人俳優のカトウシンスケ毎熊克哉がそれぞれ熱演するほか、映画『ライチ☆光クラブ』にも出演している藤原季節などの役者が脇を固め、それぞれが強烈な存在感を発している。

 日本映画界の新たな才能が集結し、裏社会でしか生きられない男たちの哀しい運命を、激しく、そして鮮烈に描き出す。(編集部・海江田宗)

映画『ケンとカズ』は7月30日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開

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