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白雪姫はベティ・ブープそっくりだった!? 魔女は男だった!?

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美しい…白雪姫にふんするマージとアニメの白雪姫
美しい…白雪姫にふんするマージとアニメの白雪姫 - (C) 2016 Disney

 ウォルト・ディズニー製作の記念すべき、世界初のカラー長編アニメーション映画第1作『白雪姫』のMovieNEXが18日より発売されることを受けて、白雪姫のライブ・リファレンス・モデルを務めたマージ・チャンピオン(96歳)が同作にまつわる秘話を語った。

【写真】マージはおとぼけも演じてました!『白雪姫』

 ライブ・リファレンス・モデルとは、アニメーターが絵を描くために、キャラクターの動きを実際に演じる人のこと。ディズニーアニメーション作品で白雪姫をはじめとする数々のキャラクターのライブ・リファレンス・モデルを担当したマージは、人気番組「世界ふしぎ発見!」(TBS系)でもその活躍を紹介されたことがあるなど、コアなディズニーファンの間では知られた存在だ。

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マージ・チャンピオン - (C) 2016 Disney

 「初めて見せてもらったディズニーの白雪姫は、ベティ・ブープにそっくりだったわ。目が大きくて、まつ毛が長く、ウエストがとっても細くて、何から何まで」と知られざる秘話を語り出すマージ。「私がモデルになってから、白雪姫の目は私と同じようなアーモンド型になったし、ウエストも太くなって、より若い女性の姿に近くなったの。それにすごく……もうベティ・ブープにはまったく似ていなかったわね」。

 容姿が似せられただけではなく、絵コンテにある、すべての動きをしなければならなかったという。「最初の頃に野球のヘルメットをかぶらされたの。たぶんヘルメットで動きを制限して、もっとリアリティーを出そうとしたんだと思うわ。正直なところ嫌だったわね。ほんとうに気絶するところだったのだから」。さらに、森を走り抜けるシーンでは「物干し用のロープに吊るされたシーツをかき分けなければならなかったの。スタッフは創意工夫にとても長けていたわね」と苦労話も披露する。

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 一方で、お気に入りのシーンについて「王子役のモデルだったルイス・ハイタワーが馬に乗って現れて、キスをして私を生き返らせてくれたときが、とても楽しかったわ。すごく嬉しかったわよ(笑)。ルイスも私の父の生徒だったの」と乙女のように喜ぶ。続けて、まさかの衝撃告白も。「魔女もやはり父の生徒だったわ。彼は鼻がとても大きかったから、スタッフが魔女の衣装を着せたの」。毒リンゴを食べさせる魔女は男性が演じていたのだった……。「もちろん、彼の仕事は1日だけでは終わらず、何日かかかったわ。だって、私にリンゴを食べさせなければならないし、何を撮るにも時間がかかったから」。

 そんなライブ・リファレンス・モデルの存在によって命が吹き込まれた『白雪姫』は映画史に残る名作となった。「この映画がこれほど長く残る作品だとは誰も思っていませんでした。今でも色々な国のファンの方からお手紙をいただきます。その数の多さといったら驚きです。この数年でさえ、ロシアやドイツ、いたる所から。みなさん、私のサインがほしいと言って、白雪姫の絵のコピーを送ってくださるの」と誇らしそうに語った。(編集部・石神恵美子)

映画『白雪姫』のMovieNEXは5月18日発売(4,000円+税)、デジタル配信中

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