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『ヱヴァ』のスタジオカラー、テレビアニメ初制作!庵野秀明は音響監督

「龍の歯医者」設定資料より
「龍の歯医者」設定資料より - (C)舞城王太郎, nihon animator mihonichi LLP. / NHK, NEP, Dwango, khara

 『シン・ゴジラ』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の庵野秀明が代表を務めるスタジオカラーが初めて制作する長編テレビアニメーション「龍の歯医者」が、2017年2月にNHK BSプレミアムで放送されることが明らかになった。

 本作は、“龍の国”が舞台の冒険ファンタジー。国の守護神である“龍”の歯医者を務める主人公・野ノ子が、龍の歯の上で、戦争状態にある敵国の少年ベルと出会ったことをきっかけに、激しい戦いをくぐり抜けながら、自らの運命と向き合う姿を描く。

 監督は「フリクリ」「トップをねらえ2!」『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズなどの鶴巻和哉。2014年、ウェブ配信の短編アニメーション企画「日本アニメ(ーター)見本市」の一環で小説家・舞城王太郎とタッグを組んだ短編が基になっており、新たな制作チームと共に、45分×2本で放送される長編化の作業に入っている。庵野秀明も制作統括・音響監督として名を連ねる。

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 物語のテーマについて、「限りある生(あるいは死)と向き合うこと」と掲げた鶴巻は「主人公の若者たちが『龍の歯医者』として、迷い、戦い、懸命に生きる姿を通して、そんな深いテーマを自然に感じられるような作品にしたいと考えています」とコメント。「大人の方はもちろんティーンの皆さんにも、ぜひ見ていただきたい作品です」と展望を明かす。

 一方の庵野は「監督の鶴巻と共に、多くの才能ある若手がメインの作画を担当する点にも注目してもらえればと思います」と明かし、「『龍の歯医者』はいわゆるTVアニメーションにあたりますが、我々は映画作品と変わらぬ情熱と技術を注ぎ込みます。どうぞご期待ください」と意気込みを語っている。

 また、短編版について「正直、よくわかんない作品でした」というNHKの土橋圭介チーフプロデューサーは、「でっかい龍が出てきて、おースゲー! なんか始まるぞ! ってとこでいきなり終わっちゃうんです。なので初めて見た時、僕の心の中に『モヤモヤ』が生じました。モヤモヤは言い換えると『もっと、見たい』ということですが、人にそんな感情を起こさせるって、やはり凄いエネルギーを秘めた作品なんだと思います。たとえワケが分からなくても(笑)。そして新作も、まぁ凄い(汗)。制作が佳境に入り、ようやく全容が見えてきました。間違いなく、スゲー面白いアニメーションです!」と自信をのぞかせている。(編集部・入倉功一)

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