『キャロル』トッド・ヘインズ監督、最初の1ページで決意!脚本に惚れ込んだ新作とは

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『アイム・ノット・ゼア』『キャロル』などで知られるトッド・ヘインズ監督

 第55回ニューヨーク映画祭で上映された注目の新作『ワンダーストラック(原題) / Wonderstruck』について、トッド・ヘインズ監督、原作者ブライアン・セルズニック、女優ミリセント・シモンズが、10月7日(現地時間)ニューヨークのリンカーン・センターにあるウォルターリード・シアターの記者会見で語った。

【写真】ジュリアン・ムーアの姿も!『ワンダーストラック(原題)』撮影風景

 本作は、1977年、母親が亡くなり、家出してミネソタからニューヨークに向かった少年ベン(オークス・フェグリー)と、その50年前の1927年、女優リリアン・メイヒューに惹かれる少女ローズ(ミリセント)との時代を越えた交流を描いた作品。『キャロル』のヘインズ監督がメガホンを取った。

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原作者のブライアン・セルズニック

 ブライアンの同名小説を映画化したきっかけについて、ヘインズ監督は「ブライアン原作の映画『ヒューゴの不思議な発明』の衣装デザイナー、サンディ・パウエルから、僕に(ブライアンの)脚本が送られてきたんだ。そのときは『キャロル』の編集段階に入っていたんだけど、送られてきた脚本の最初の1ページを読んだだけで、視覚的にも聴覚的にも映画という媒体として熟考された内容の脚本であることがわかったんだ」と、セリフに頼らない形のコミュニケーションの魅力に瞬く間に惹かれたことを明かした。

注目の新星ミリセント・シモンズ

 ろうあの少女ローズを演じたミリセントは「わたしは聴覚障害があって、既に手話を知っていたから、今作で大きくなるまで手話を知らなかったローズの挑戦が理解できるわ。特にレストランや店で手話を知らない人とコミュニケーションを図るのは簡単なことじゃないから、ローズの経歴(人生)や多少のイライラ、さらに他の人に自分が言いたいことを把握させるのが難しいということがとてもよくわかるの。そんな実体験をもとにローズというキャラクターを見いだしていったわ」と語った。

 劇中、ローズは女優メイヒューの映像を観たことでニューヨークに向かうが、人生を変えた映画について聞かれたブライアンは「子供の頃はモンスター映画が好きだったね。ニュージャージー州で育った僕は、学校帰りに2本立てで怪物映画『フランケンシュタインの花嫁』や『キング・コング』などを観ていたんだ。ロン・チェイニー主演のサイレント映画『オペラ座の怪人』、デヴィッド・O・セルズニックの作品『風と共に去りぬ』や『レベッカ』も好きで、同じ姓のセルズニックの名をスクリーンで見てドキドキしていたんだ」と子供時代の思い出を振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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