釜山で瑛太×佐藤江梨子W主演作を上映!Q&Aイベントで観客と交流

釜山の観客たちと一緒に席に座る武正晴監督、佐藤江梨子、瑛太
釜山の観客たちと一緒に席に座る武正晴監督、佐藤江梨子、瑛太 - (C)2017 Ringside Partners

 現地時間10月13日、第22回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門で『リングサイド・ストーリー』が上映された。日本以外では初披露となる今回のワールドプレミア上映後、主演の瑛太佐藤江梨子、監督の武正晴が登壇し、観客からの質問に答えるQ&Aイベントを行った。

【動画】『リングサイド・ストーリー』予告編

 本作はプロレス好きの売れない役者・村上ヒデオと10年の付き合いとなる江ノ島カナコがプロレス団体で働き始めたことで、ヒデオの嫉妬交じりの様々なイタズラに翻弄されながらも、家族や仕事、恋人としての絆に気づくラブコメディー。

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 まずは佐藤が流暢な韓国語で「観ていただきありがとうございます。楽しかったですか?」と会場に声をかけると大歓声が! 続く瑛太は「ごめんなさい、僕、二言しか覚えてない……」とつぶやくが「ケンチャナヨ(大丈夫!)」と会場からのやさしい応援に後押しされ「カムサムハムニダ(ありがとう)、エイタイムニダ(瑛太です)」と挨拶。恐縮しきりの様子に女性の観客たちから大きな声援が上がった。

 そして監督から来場に感謝する挨拶の後、Q&Aがスタート。この映画に出演した理由を聞かれた瑛太は「基本的にはどんな仕事もやりたいのですが、第一に監督、そして脚本と共演者ですね。あとは直感」と即答。武監督が助監督をしていた『嫌われ松子の一生』に出演して以来の知り合いとのことで「当時から素晴らしい人だと思っていたので、正直言うとつまらない脚本でも一緒にやりたいと思っていました(笑)」とまさかの告白。二つ返事で本作への出演を決めたことを伝えた。

 実際に演じてみた村上ヒデオという役柄については「僕は彼のことを無職の男ではなく“俳優・村上ヒデオ”と思っています。全く売れていなくても何か人と違う突飛なことをしてやろうと思うことは、俳優にとってとても大切なことだと思っているので、その勇気みたいな部分をすごく大事にして演じていました」と答えた。

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 役作りについて瑛太は「最後のダンスシーンは一番がんばった部分です。もともと踊りがヘタなので結構大変だった」と語り、1か月ほど練習したことを明かした。一方の佐藤は「瑛太さんの実際のマネージャーさんやスタッフのみなさんをよく観察しました」とマネージャー業をするカナコの役作りについて語った。

 2人からの映画への提案があったか質問された監督は「実際に演じて見せてくれるので、それが提案になっていました。特に瑛太さんの『まぁな』っていうセリフはどのように言ってくれるのか楽しみにしていたのですが、すごくいい感じで大好きなんです。佐藤さんは、ヒデオに部屋を出て行けと言われた時に、大量の蟹を持って出て行く時の『ふんっ』という言い方もすごく好きです。このような演技が僕への提案だと思います」と語り、俳優からの演技での提案とそれを作品に仕上げていく監督の想いがたくさん詰まっている撮影現場だったと明かした。

 また、脚本制作については「執筆中は客観的ですが、撮影に入ると自分のことのように描いてしまう。きっと瑛太さんが演じているヒデオを応援しながら、自分も応援できるような思いで作っているかもしれません。ただ、ヒデオがすごいのは負けるとわかっているリングに上がっていくこと。自分は殴られるためにリングに上ることはできないです(笑)」とキャラクターへの思いを語った。

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 観客から劇中に登場するタイガーマスクは実在するのかと質問された監督は「タイガーマスクは……いました!(笑)」と断定。「新日本プロレスのマットにある日突然タイガーマスクが現れて、僕らは夢中になりました。だから実際にいます」と続け、「映画の中でヒデオがタイガーマスクの真似をしてローリングソバットをしたりするのは、そこから来ています。すごく詳しいですね(笑)」と答え、オープニングのアニメで力道山アントニオ猪木やタイガーマスクの挿絵をみて感動したという観客は笑顔でうなずいていた。

 「映画の中のセリフで『選ばれし者しか見ることのできない景色がある』というものがあるが見たことはあるか」との質問には、「釜山国際映画祭でのレッドカーペットを歩いたときに、ヒデオの夢を叶えてあげることができたなという想いでいました」と瑛太が答えた。すると佐藤は「レッドカーペットを歩いた後、瑛太さんは『カンヌは歩けませんか?』とスタッフの人たちに聞いていたので、この映画を観た皆さん、ぜひヒデオをカンヌ国際映画祭に連れて行ってあげてください!」と力強く話し、会場からは応援の大きな拍手が起こった。

 監督は「実は僕の最初の長編映画が釜山を舞台にした映画『ボーイ・ミーツ・プサン』だったので、また釜山に戻って来ることができたという想いがあります」と語り、「今ここに来ているお客様が日本以外では世界で始めての上映を観てくれたみなさんです。今のこの景色が本当に素敵だなって思います。ちょっとカッコつけすぎですかね?」と照れながら答えていた。(取材・文:芳井塔子)

第22回釜山国際映画祭は10月21日まで開催。映画『リングサイド・ストーリー』は全国公開中

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