LGBTQの若者を自殺から救え!イマジン・ドラゴンズが支援活動を語る

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左から、人気バンド、イマジン・ドラゴンズのボーカル、ダン・レイノルズとドン・アーゴット監督

 オルタナティブ・ロックバンド、イマジン・ドラゴンズのフロントマン、ダン・レイノルズが、『ロック・スクール ~元祖白熱ロック教室~』のドン・アーゴット監督と手掛けた話題のドキュメンタリー映画『ビリーヴァー(原題)/ Believer』について、6月20日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

【作品写真】イマジン・ドラゴンズが主題歌を手掛けた『トランスフォーマー/ロストエイジ』

 本作は、厳格なモルモン教徒として育ったダンが、同じくモルモン教徒のLGBTQの若者から悩み相談の手紙をもらったことをきっかけに、家族や友人に相談できずに多くの若者が自殺する現状を改善すべく、行動する姿を追ったドキュメンタリー。

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 ユタ州(モルモン教徒が多い)の自殺者の数は、近年一挙に4倍にも膨れ上がり、LGBTQの若者で家族や仲間に受け入れられなかった人たちの自殺者は8倍にも増えたという。このままでは、自殺者の数が増えていくだけだとダンは主張する。「LGBTQの若者は、厳格な宗教からたいていは三つの選択肢を与えられるんだ。そのまま独身でいること、性的指向の異なる人と結婚すること、そして自分のセクシュアリティーに嘘をつくこと。だから、若者たちはLGBTQであることに宗教的な罪悪感を覚えてしまうんだ。本来ならば、人を愛することは祝福すべきことであるはずなのにね。仮にLGBTQでも、普通に復活祭で両親にパートナーを会わせることが何故できないのか? われわれが変わらなければ、LGBTQの若者は居場所がないと感じてしまうことだろう」。

 ダン自身にも同性愛者でモルモン教徒の友人がおり、彼らが家族や仲間と衝突しているさまを目の当たりにしてきたそうだ。「厳格な宗教の中で、LGBTQのコミュニティーにどんな問題が起きているかを明るみに出さなければいけないと思ったよ。LGBTQについて知識のない人々にも本作を観て学んでもらって、彼らがどのようにしたらLGBTQコミュニティーと仲間になれるか理解する必要があるんだ。そのためには、教育の過程が重要なんだ」。LGBTQの視点では、ダンも家族と対立しながらも、モルモン教徒のLGBTQの若者を支える決断を下している。

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 一方、アーゴット監督は本作について、「ドキュメンタリーはピースとピースをつなげ、(映像を通して)関連しているもの同士を探していくんだ。今回はまずダンの(モルモン教徒の)背景、次に『提案8号』(2008年11月に可決された、結婚を男女間に限定する州憲法修正案)での彼の立ち位置など、彼がこれまでに行ってきたことがきっちり一貫性のあるものとして整ってきていたんだ。そして、新たなミッションが、信仰心の厚い宗教のLGBTQの若者の問題だったということだよ」と説明する。モルモン教によって根気強い性格になったダンが、LGBTQをサポートする立ち位置で、モルモン教と対立していることが興味深かったそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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