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矢口史靖監督、初のミュージカル撮影現場公開 三吉彩花がオフィスで歌い踊る!

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ミュージカル映画『ダンスウィズミー』でタッグを組む三吉彩花&矢口史靖監督 - (c)2019 映画「ダンスウィズミー」製作委員会

 矢口史靖監督が初のミュージカル・コメディーに挑む『ダンスウィズミー』(2019年公開)が7月24日にクランクインし、都内をはじめ新潟、函館などで撮影が行われている。主演はモデルとしても活躍している三吉彩花。身長171センチと恵まれた肢体を持つ三吉がダンスを踊るシーンは見とれるほど美しいが、矢口監督いわく「放っておくと『攻殻機動隊』(のキャラクターのように)カッコよくなってしまう」そうで、三吉の脱クールビューティーが映画の肝となりそうだ。

【写真】矢口史靖監督×三吉彩花主演『ダンスウィズミー』撮影風景

 本作は、バリバリのキャリアウーマンである静香(三吉)が、「音楽が聴こえると歌って踊らずにはいられない」という催眠術をかけられてしまい、日常生活で波乱を巻き起こす物語。矢口監督は『スウィングガールズ』(2004)の頃からミュージカルに興味があっだが、周囲から「日本でミュージカルに手を出すのは危険」と止められていたそうで、ようやく納得できる脚本が完成したという。

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 矢口監督は「ミュージカルってそもそもが、歌ったり、踊ったりの必然性がないのが基本。でもそんなものが日常の中でいきなり始まったら、誰でもア然としますよね。僕も含め、ミュージカル嫌いの人が共通して持つ『なぜ突然歌って踊る? そんなことしたらおかしいでしょ!?』という疑問に答える物語を思いつくまで時間がかかりました」と試行錯誤してきたことを明かした。

撮影の様子(c)2019 映画「ダンスウィズミー」製作委員会

 その違和感を感じさせない秘技が催眠術というのが、『スウィングガールズ』や『ロボジー』(2011)など奇想天外な物語で、劇場を笑いで包んできた矢口監督らしいところ。この日の撮影はまさにソレで、術にかけられている静香が、会社での打ち合わせ中に音楽に反応し、突如踊り始めるという前半の山場だ。同僚にふんしたプロのダンサーたちと共に、オフィス狭しと舞った三吉からは「楽しい~」の声と共に、笑みがあふれた。

 三吉はアイドルグループ・さくら学院の元メンバーで、初主演映画『旅立ちの島唄 ~十五の春~』(2012)では三味線片手に見事な島唄を披露した実績がある。本作のオーディションでも矢口監督が出した難易度の高い課題曲chayの「あなたに恋してみました」と、EGO-WRAPPIN'の「くちばしにチェリー」を歌いこなし、約500人の中から選ばれた逸材だ。さらにクランクイン前の約1か月半、劇中で披露するジャズダンス、ヒップホップ、バレエなどさまざまなジャンルのダンスを習得すべくレッスンに励んだという。

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 その成果は、神経が行き届いた指先の動き一つでも明白だが、撮影の合間に三吉に話を聞くと、意外な言葉を口にした。「役が決まった当初、責任が大き過ぎて泣きながらマネジャーに『やりきれるか不安です』と訴えたり、体調も崩したこともありました。それがクランクインが近づくにつれて『やるしかない』という気持ちに変わりました」

 加えて冒頭のクールビューティー問題だ。矢口監督は常々、ミュージカルシーンの撮影前に三吉に「表情筋をたくさん使うように」と伝え、三吉自身も表情筋のストレッチをしながらスタンバイ。スタッフによると、三吉につられて矢口監督も表情筋のストレッチを行っている時もあるという。まさに監督と女優が、一蓮托生でより良き作品になるように臨んでいるようだ。

 矢口監督が「僕の映画は、お客さんに笑って、感情移入してもらって、主人公と一緒にとんでもない出来事を疑似体験してもらうというエンターテインメント。三吉さんには、これ吹き替えじゃないの? という、転んだり、滑ったりするシーンも本当にやってもらってます」と言えば、三吉も「わたしたちが楽しんで演じていれば、それがきっとお客さんに伝わると信じています」と作品への思いを語る。

 2017年公開の大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』に負けじとミュージカルシーン満載の本作は、10月中旬まで時間をかけて撮影を行うという。どんな楽曲が使用されているのかは公開までのお楽しみだが、日本のミュージカル映画史に新たな1ページを刻むと同時に、女優・三吉彩花の転機となる作品となりそうだ。(取材・文:中山治美)

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