悲願の受賞!スパイク・リーのスピーチが感動的

第91回アカデミー賞

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『ブラック・クランズマン』で脚色賞を受賞したスパイク・リー - Aaron Poole / (C)A.M.P.A.S.

 第91回アカデミー賞脚色賞を受賞した映画監督のスパイク・リー(61)が、日本時間25日に行われた授賞式で感動的なスピーチを披露した。リーは第88回に名誉賞を受賞しているが、作品での受賞はこれが初となる。

【写真】スパイク・リー、サミュエル・L・ジャクソンに抱きつく

 リーが脚色賞に輝いたのは、実話に基づく映画『ブラック・クランズマン』(3月22日公開)。1979年、街で唯一採用された黒人刑事が白人至上主義の過激派団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」に入団し、悪事を暴くノンフィクション小説を映画化。アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞、作曲賞、編集賞の6部門にノミネートされていた。

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 脚色賞のプレゼンターを務めたサミュエル・L・ジャクソンが封筒を開くと、サミュエルは思わず「ヤッタ!」と興奮の声を漏らし、スパイク・リーらの名前を読み上げた。リーは共に脚色に名を連ねたチャーリー・ワクテルケヴィン・ウィルモットデヴィッド・ラビノウィッツと共に壇上に上がると、サミュエルに抱きついて喜びをあらわにした。

プレゼンターのサミュエル・L・ジャクソンに抱きつくリー Kate Noelle / (C)A.M.P.A.S.

 リーは、スピーチで自身のルーツをふまえ、祖先、祖母を想いながら以下のようにコメントした。「2月24日はとても大切な日になりました。1619年から2019年の間には400年の時間がありました。わたしたちの祖先は、アフリカから奴隷としてバージニアに連れてこられて朝も夜もない生活でした。奴隷だったけれど母は大学を卒業することができました。祖母はわたしのためにお金を溜め、わたしをニューヨーク大学大学院の映画学科に入れてくれたのです。祖先の皆さんに、そしてこの国をつくりあげたすべての人たちにここで賞賛を贈ります。祖先とわたしたちはつながっています」

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 最後は、自身の1989年の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』のタイトルを用いて、「間もなく2020年、大統領選になります。共に歴史を正しい方向に導いていきましょう。レッツ・ドゥ・ザ・ライト・シング!」と締めくくった。リーは第88回で名誉賞を受賞するも、同年の俳優部門にノミネートされた20人が全て白人だったことに抗議し、授賞式をボイコット。なお、今年は助演男優賞にマハーシャラ・アリ、助演女優賞にレジーナ・キングと助演枠はいずれも黒人俳優が受賞した。

 ちなみに授賞式でも仲の良さをうかがわせたサミュエルとリーは同じ大学の先輩、後輩。また、サミュエルは『ドゥ・ザ・ライト・シング』『ジャングル・フィーバー』(1991)、『オールド・ボーイ』(2013)、『シャイラク』(2016・劇場未公開)などのリー作品に出演している。

リーとバーブラ・ストライサンド Todd Wawrychuk / (C)A.M.P.A.S.

 なお、授賞式で『ブラック・クランズマン』が作品賞ノミネート作品として紹介された際には、名女優のバーブラ・ストライサンドが登場。リーと同様、バーブラもリベラルなことで知られており、共に反トランプの立場をとっている。バーブラは壇上で、自身のTwitterで『ブラック・クランズマン』について紹介した際にリーから返信があったこと、共にブルックリン育ちであることから親しみやすいなど親交を明かしていた。バーブラは、Twitterで本作を「素晴らしい映画を観た。輝ける、タイムリーな作品」と紹介しており、授賞式でも実話に基づく作品であることを強調し、絶賛していた。(編集部・石井百合子)

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