パンクロック回顧展、セックス・ピストルズのジョン・ライドンが語る

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伝説のパンクバンド、セックス・ピストルズのジョン・ライドン

 米ニューヨークのアート&デザイン美術館で、パンクロックの歴史を振り返ることのできる回顧展「Too Fast to Live, Too Young to Die: Punk Graphics, 1976-1986」が開催され、伝説のパンクバンド「セックス・ピストルズ」のリードボーカル、ジョン・ライドンが記者会見で語った。

【作品写真】デヴィッド・ボウイの回顧展を撮影したドキュメンタリー

 同回顧展では、ライブのポスター、アルバムのジャケット写真、チラシ、雑誌など全部でおよそ400点以上が展示されている。

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 ジョンは、これまでずっとやってきたこと、今もやっていること、それら全てはイギリスの文化を通して表現してきたと語る。「イギリスには階級文化、階級格差が存在する。シリアスな文化こそが、イギリスそのものなんだ。社会状況が危険だった僕らの活躍当時、イギリスの貧しい区域で生まれたとしたら、ずっと(環境に影響を受け)クズとして存在していたんだ。どれほどしっかりとした教育を受けようと、社会の出世の階段を登ることは難しかったからね。そんな環境の中、僕らセックス・ピストルズは多くのことを成し遂げてきたんだ。発した言葉は、人々の態度を変え、あらゆるドアも開けてきた。オープンに王室を批判すらしていたよ。それは純粋な反逆で、当時の僕らは、それ(純粋な反逆)とイギリスのアナーキーを追求していたんだ。僕らの楽曲は、真実とユーモア両方の感覚を持ち合わせていたし、だからあけっぴろげに暴力的で攻撃的だった。(人を)憎んでいた訳ではないんだよ」

 同回顧展については「多くの展示物は、当時の社会的状況に関連したものだ。このイベントが取り上げている時期はベトナム戦争が終わった頃だから、もっとニューヨークの展示物が多いのかと思っていたけどね。イギリスにはグラムロックが、ニューヨークには(後のパンクロックに影響を及ぼした)ニューヨーク・ドールズがいたね」と当時を振り返り説明。また、自身が影響を受けたバンドについては、キンクス、ザ・ローリング・ストーンズ、そしてザ・フーなどの数曲と上げ、「当時の彼らには、(音楽的な)大胆さがあった。だから僕は、イギリス社会の規範とされているものを打ち破るために挑戦してきたんだ。それが本来のイギリスの姿で、若者の文化だ」と力説した。

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 セックス・ピストルズの宣伝やポスターのグラフィックについては、ジュリアン・テンプル監督が手掛けたモキュメンタリー映画『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』までは、積極的に関わっていたというジョン。「それ以降は(ボーカルとは別の役割として)線を引いてしまったんだ。その頃から、マネージャーのマルコム・マクラーレンが、宣伝の広告などに関わるようになったからね。マルコムは、『I HATE PINK FLOYD(ピンクフロイドが大嫌い)』のTシャツで笑いが取れると思っていたんだよ。その後のアメリカツアーで、僕らはでバラバラになっていったよ」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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