ゴジラの完全新作アニメ「ゴジラ S.P ＜シンギュラポイント＞」2021年4月に放送！
『ゴジラ』の新たなプロジェクトとして完全新作アニメシリーズ「ゴジラ S.P ＜シンギュラポイント＞」の制作が発表され、2021年4月に TOKYO MX ほかにて放送開始となり、Netflixで日本先行で全世界独占配信されることが決定した。
1954年の映画第1作から多くのシリーズ作品が制作され、世界で人気を博す『ゴジラ』。アニメーションとしては、『GODZILLA 怪獣惑星』（2017）、『GODZILLA 決戦機動増殖都市』（2018）、『GODZILLA 星を喰う者』（2018）の3部作が劇場公開されたが、新たなオリジナルストーリーで描かれる今作は、毎週放送のテレビアニメとなる。
アニメーション制作は、「僕のヒーローアカデミア」などを手掛けるスタジオ「ボンズ」と、「宝石の国」「BEASTARS ビースターズ」などのCGアニメを手掛けてきた「オレンジ」がタッグ。手描きアニメとCGで制作される。
監督は『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の高橋敦史、シリーズ構成・脚本は、SF小説家で芥川賞作家の円城塔、音楽は数々の『映画ドラえもん』を担当してきた沢田完が務める。キャラクターデザイン原案は、「青の祓魔師」の作者・加藤和恵。加藤自身初となるアニメのキャラ原案に挑戦することとなった。そして、怪獣デザインは、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『風立ちぬ』などスタジオジブリ作品に多数参加してきたアニメーター・山森英司が担うなど豪華スタッフが集結している。（編集部・梅山富美子）
コメント全文
■監督：高橋敦史
子どものころ雑誌で見たゴジラから逃げ惑う人々のエキストラ募集の記事、自分が映画に出れるかも?! 大勢の中でどうやって目立てばいいか演技プランを考えました。結局その夢は叶いませんでしたが今回ついにあの時の演技プランが報われるのかもしれません。
■シリーズ構成・脚本：円城塔
世の中には解けない謎が多くある。もっともそのほとんどは、考え続けていくうちにだんだん小さくなっていく。しかしここにごくごくまれに、考えれば考えるほど増え続けていく謎があり、たとえばそれはゴジラと呼ばれる。ここ数年、なんとかそれを抑え込もうとしてきたが、手記はここで途切れている。
■キャラクターデザイン原案：加藤和恵
子どものころからお馴染みの『ゴジラ』に、まさか関わらせていただく日が来るとは……仕事は大変緊張しました。高橋監督、脚本の円城先生、アニメのプロのみなさんが作り上げるゴジラの世界を、楽しむなにかしらの一助になっていたらと思います。キャラクターたちがどう動くのか、わたしも一視聴者として楽しみにしています！
■怪獣デザイン：山森英司
この作品に関わる機会をくださった関係者様に感謝いたします。そして、何人もの作業を経て画面になった怪獣たちを、多くの人に楽しんでいただければ幸いです。また、ゴジラ好きで、この依頼を最も喜び、楽しみにしながら、完成を見られずに他界した、兄に捧げます。
■音楽：沢田完
大学時代、作曲の恩師池野成先生が映画『ゴジラ』の音楽のオーケストレーションをされていて、さらにその恩師であり『ゴジラ』音楽の産みの親・伊福部昭先生にも自分は管弦楽法を学びました。そんな自分がこの作品に関わることになり並々ならぬ思いが駆け巡っています。同時に長いシリーズの新たな一ページを開く「ゴジラS.P」に参加できる喜びを噛みしめています。
