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柳楽優弥&田中泯主演『HOKUSAI』新公開日決定!約1年の延期を経て

新ポスタービジュアル
新ポスタービジュアル - (C)2020 HOKUSAI MOVIE

 浮世絵師・葛飾北斎の生涯を、柳楽優弥田中泯のダブル主演で描く映画『HOKUSAI』の新たな公開日が5月28日に決定。併せて新ポスタービジュアル、並びに新予告映像が公開された。

【動画】北斎の壮絶な人生描く『HOKUSAI』新予告編

 当初、2020年5月29日の公開を予定していたがコロナ禍で約1年の延期を経た本作。昨秋開催された第33回東京国際映画祭でお披露目された際に、舞台挨拶の場で公開時期を2021年5月と発表していた。「冨嶽三十六景」で知られる江戸時代の天才絵師・葛飾北斎の生涯を、彼が描いた三つの波の秘密を軸に展開する。北斎の青年期を柳楽、老年期を田中が演じるほか、稀代の版元(プロデューサー)・蔦屋重三郎に阿部寛、美人画の大家・喜多川歌麿に玉木宏、戯作者の柳亭種彦に永山瑛太らが名を連ねている。監督は、『探偵はBARにいる』シリーズや『相棒』シリーズの橋本一。

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 主演の柳楽は公開日決定を受け「2020年に(僕自身の作品も)延期が続いたので、少し悔しい思いもあったのですが、2021年という今だからこそ、この作品をご覧いただき、より一層、北斎の持つ力強さやパワーを感じて頂くことができるのではないかと思います。ぜひ多くの方にご覧頂きたいです」とコメント。田中も「撮影中の興奮は、いまだに僕の中に残っていてたくさんのことが思い出されます。いよいよ今年5月に公開ということになりました。たくさんの人たちが見てくださる、そしてその感想をみんなが話しあい、だべり、つまみにされるかもしれませんが、そんなことで人々の言葉の中に北斎がまた生き返ってくるというか、生まれてくるといったらいいのか、そんなことが起きると思います」と公開後の反響に期待を込める。

 新たな予告編は、老年期の北斎(田中)が若かりし頃を回想するところから始まる。腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に目をつけた版元の重三郎(阿部)。北斎を「てめえの絵は色気がねえんだよ」と挑発する歌麿(玉木)、自信満々の写楽(浦上晟周)らライバルたちに先を越され、もがく北斎に、重三郎は「勝ち負けで絵を描いているのか?」と問う。映像の中盤からは江戸時代後期へ。幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられるなか、権力に屈することなく強靭な精神で信念を貫いた北斎が見られる。

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 公開に向けての柳楽、田中のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)

柳楽優弥(青年期・北斎役)&田中泯(老年期・北斎役)コメント

●コロナの影響により、約1年後の今年5月28日公開に決定した本作。公開間近される本作への今のお気持ちをお聞かせください。

柳楽:2020年に(僕自身の作品も)延期が続いたので、少し悔しい思いもあったのですが、2021年という今だからこそ、この作品をご覧いただき、より一層、北斎の持つ力強さやパワーを感じて頂くことができるのではないかと思います。ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。

田中:撮影中の興奮は、いまだに僕の中に残っていてたくさんのことが思い出されます。いよいよ今年5月に公開ということになりました。たくさんの人たちが見てくださる、そしてその感想をみんなが話しあい、だべり、つまみにされるかもしれませんが、そんなことで人々の言葉の中に北斎がまた生き返ってくるというか、生まれてくるといったらいいのか、そんなことが起きると思います。北斎は本当に憧れの素晴らしい男です。そして演じているのが僕ということが本当に不思議な話で、こんなことが現実に起こるんだなっていまだに驚いています。でも、実際に皆さんがご覧になる北斎はかなりスゴイです。楽しみにしていてください。

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●本作の持つメッセージは、この時代だからこそ響くものだと思うのですが、「いまだからこそ伝えたい」ことは?

柳楽:世の中の色々なことが様変わりしている中、僕自身もまた新たに一つずつ積み重ねて、ニューノーマルを作り出して行かなければと感じています。北斎の持つ力強さ、目標や夢に向かって自分を信じ突き進んでいく力は、今この時代においてとても必要なエンターテイメントの力になるのではないかと思います。今この時代を生きる人たちの背中を押してくれるような北斎の強い信念とエネルギーを感じて頂けたらと思います。

田中:映画の中でも北斎は、自分が生きている時代を「こんな時代」「いやな時代」だと言っています。現在、世界中で悶々とし、ムカムカとし、そして落ち込み、今私たちはとても苦しい時間のまさにその渦中にいるわけです。北斎は、そうゆうものに対して立ち向かったわけです。常識破りでもあったと思います。一人の人間が90歳になろうとしているのにもっともっと生きたい、まだまだやることがある、死にたくないとはっきり思う。これは今でも僕たちはほんとに見習わなきゃいけないと思います。生き生きと死んでいくというか、死ぬまで生き生きとしてそして死んでいく。でもどんなに計画的に生きていても、なかなか思い通りにはならない。数年経てば、こうだと思っていたものも自分の中で壊れ、あるいは自分でぶち壊し、常に生まれ変わるようにして生きている。北斎は、家を変え名前を変え生きていた。あるいは彼の眼に見えるものも変化していったかもしれない。でも、一人の人間としてこれが当たり前なんだと、僕は強く言いたいと思います。たしかに北斎は天才だと思いますが、天才だから出来たのではなく、自分が最も生き生きと感じるその生を生きるべきだということです。これは架空のことでもなく見果てぬ夢でもない。僕たちは自分を卑下することなく、夢を追いかけ続けることだけで、もっと生き生きとしていられるはずです。自分も、そんなにもういつまでも生きられるわけじゃない。でもやっぱりダラダラと生きたくはないと思っています。ほんとに好きなことを探し、やらなきゃならないことを自分に課して生きていくようなことを、北斎みたいにやってみたいと思っています。

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●映画をご覧になる方へのメッセージ

柳楽:“目標や夢に向かって突き進んでいっていい”ということを、北斎は物凄いエネルギーを持って突き進んで証明していたのだと思うし、その生き様から勇気をもらえると思います。映画『HOKUSAI』は、皆さんの背中を押せるような作品になっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧頂きたいです。

田中:とにかくがんばって生きましょう! 想定外なんて言葉はもういらないです。想定外なんてもうこれから延々と続くと思うんです。僕は、人類全体が大冒険をしなきゃならない時代にさしかかっていると思います。一人の人間の生きる生き方みたいなものがもっともっとたくさんになって、それで世の中が動いていったらスゴイだろうなって思います。本当は、人間分だけ生きるパターンがなくちゃいけないはずなんです。そしてお互いを尊敬したり、しっかりと保護したり、あるいは激励しあって、生きていけるようになったらすごくいいんじゃないかなって思います。映画を見ていただければ、皆さんにも絶対わかっていただけると思うんですが、北斎は「ちがう!人間はそんなもんじゃない!」っていうようなことが、毎日のように自分の中でうごめいていたんだろうと思います。その北斎が、歳を取っても変わらず生き続けられた。これはもうどう考えたって憧れるしかないじゃないですか。でも単に憧れるだけじゃなく、自分の中に一体何がムカムカするものとしてあるのかっていうのは、皆さんと一緒に考えてみたいし、あるいはこの映画からみなさんが一体何を受け止めるのかっていうのはものすごく大事なことのような気がしています。なんせ北斎ですからね。スゴイです。

葛飾北斎の壮絶な人生描く『HOKUSAI』新予告編 柳楽優弥&田中泯が熱演! » 動画の詳細
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