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藤原竜也&松山ケンイチ、撮影後3時間動けず 迫真の演技でぐったり

松山ケンイチ&藤原竜也
松山ケンイチ&藤原竜也

 藤原竜也松山ケンイチが28日、都内で行われたダブル主演映画『ノイズ』の初日舞台あいさつに登壇。クライマックスのワンカット長回しのシーンで迫真の演技を披露している二人は、撮影後3時間も動けず、現場に残っていたことを明かした。

【写真】自主練後、地面に座り込む藤原&松山

 本作は、「予告犯」などの筒井哲也の人気コミックを大ヒット作『DEATH NOTE デスノート』シリーズで共演した藤原、松山を主演に迎え実写映画化。平穏な島に暮らす青年たちが、出所したばかりの凶悪犯を誤って殺してしまったことにより、自身や島民の運命が大きく狂わされていく。

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 この日は、神木隆之介黒木華永瀬正敏廣木隆一監督も来場し、永瀬が撮影中に撮影した写真を見ながらトークを展開。その中でスクリーンに映し出された一枚は、地面に座り込む藤原と松山のバックショット。イチジク農家を営む泉圭太役の藤原と、猟師の田辺純役の松山が、クライマックスで気持ちをぶつけ合うシーンの撮影前の自主練習後を激写したものだった。

 藤原は、そのワンカット長回しのシーンについて、「廣木監督は、『舞台は用意した。あとは好きにやってくれ』という感じだったので、テンションが上がるというか、いい緊張感をもって臨んだ」と明かすと、「20分くらいのシーンで大変だから、松ケン、(本番前に)合わせとこうか? と言った」と自主練に至るまでを説明。松山は最初、写真を見て、「弁当にあたったとかじゃないですもんね。相当腹痛そうですもんね」と冗談で観客を笑わせていたが、藤原の言葉を受けると、「普段、映画の現場でそういう風に言ってくれる俳優さんはいないので、すごく有り難かったです。竜也さんに殴られる準備ができました」と自主練を提案してくれたことに感謝した。

 さらに松山が「この撮影が終わった後、ぐったりしちゃって動けなかった。出番が終わっているにもかかわらず帰れなかったのは不思議な感じでした」と話し、「竜也さんもエネルギーを使い果たしたと思うけど、しばらく動けなかったですよね」と投げかけると、藤原も「(撮影後)3時間ぐらいいたんじゃないですかね」と振り返った。

 そんなクライマックスシーンについて、廣木監督は「二人の芝居が面白く、これを細切れにしてもしょうがない。二人のパワーが強くて、それをどうしても収めたかった」と回顧。圭太の妻・加奈役の黒木は、「こんな先輩たちでも自主練をするんだなぁと思いましたし、邪魔だけしないようにしようと思っていました」と敬意を示していた。(錦怜那)

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