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香川照之「六本木クラス」で揺るぎない悪に 「憎たらしいと思って見ていただければ」

「六本木クラス」より主人公・宮部新(竹内涼真)と宿敵・長屋茂(香川照之)
「六本木クラス」より主人公・宮部新(竹内涼真)と宿敵・長屋茂(香川照之)

 俳優の香川照之が、韓国ドラマ「梨泰院クラス」を竹内涼真主演で連続ドラマとしてリメイクする「六本木クラス」(テレビ朝日系で7月スタート、毎週木曜夜9時~9時54分)に出演することが31日、明らかになった。香川が演じるのは、竹内演じる主人公が復讐を誓う宿敵で、飲食産業の頂点に君臨する長屋ホールディングスの会長・長屋茂。香川は、この冷徹非道な揺るぎない悪を体現するキャラクターに「僕がやれることを精いっぱいやって、粛々と悪役を演じさせていただきます。僕は悪役を演じる時に、人間の「悪」の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っているので、ぜひ『憎たらしい』と思って見ていただければと思います」とコメント。香川にとって、テレビ朝日連続ドラマのレギュラー出演は初。竹内との共演も初となる。

【写真】韓国ドラマ「梨泰院クラス」でユ・ジェミョンが演じた会長

 本作は、チョ・グァンジンのウェブ漫画「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」とNetflixの韓国ドラマ「梨泰院クラス」を原作にした物語。六本木の居酒屋「二代目みやべ」店長で父子家庭で育った宮部新(竹内)が、長屋ホールディングス会長とその息子に土下座をさせて罪を償わせるために、復讐を心に誓う。新をどん底におとしいれるきっかけを作った同級生・長屋龍河役に早乙女太一が決定していたが、香川が演じるのはその父で絶対的な権力者として新に立ちはだかる茂だ。

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 近年は土下座シーンも話題を呼んだ「半沢直樹」(シーズン2)をはじめ、「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズ、「日本沈没-希望のひと-」など数々のドラマで強烈な演技を披露してきた香川。本作で演じる茂は、一代で業界トップの座を築き、長屋ホールディングスを守るためなら手段を選ばない非情な人物。あることをきっかけに新を絶望の淵に追いやり、どん底から這い上がってくる新を、あらゆる手段で阻んでいく。好きな言葉は「弱肉強食」。
 
 初共演となる竹内とは以前会う機会があり「大きくて甘いマスクの二枚目だな」という印象を抱いた香川。本作で再会した際には「髪型を変えられていて、竹内さんのこの役に対する意気込みを感じて、竹内さんに見えませんでした」とガラリと異なる印象を受けたと語っている。一方、竹内は「香川さんが出演なさっている映画やテレビは、今まで多く拝見させていただきましたが、中でも「アンフェア」(2006年)で演じられた役の香川さんが大好きで、中学生の頃、毎週テレビの前で楽しみにしていました」とかねてからファンだったことを明かし、「長屋は、新を掻き立てる存在。僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです」と火花散らす共演に期待を寄せている。

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 これまで、キャストは竹内、早乙女のほか、新の初恋の相手で長屋ホールディングスに勤める楠木優香役に新木優子、「二代目みやべ」の店員でIQ162の天才的頭脳を持つ人気インフルエンサーの麻宮葵役に平手友梨奈、龍河の異母弟で「二代目みやべ」の店員となる龍二役に鈴鹿央士が決定している。

 竹内、香川のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

竹内涼真(宮部新役)

 香川さんと共演させていただくのは、めちゃくちゃ楽しみです。香川さんが出演なさっている映画やテレビは、今まで多く拝見させていただきましたが、中でも『アンフェア』(2006年)で演じられた役の香川さんが大好きで、中学生の頃、毎週テレビの前で楽しみにしていました。これまでスタジオですれ違うことはあったんですけど、お芝居をご一緒する機会はなかったので、今は早く現場でお芝居したい気持ちでいっぱいです。長屋茂は、新にとってある意味エネルギーというか掻き立てる存在。僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです!

香川照之(長屋茂役)

 今回お声がけいただけたことは、嬉しいというよりはプレッシャーではありますが、大変ありがたいなと思いました。僕がやれることを精いっぱいやって、粛々と悪役を演じさせていただきます。僕は悪役を演じる時に、人間の「悪」の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っているので、ぜひ「憎たらしい」と思って見ていただければと思います。

 竹内涼真さんとは初めて共演をさせていただくのですが、以前、同じスタジオで別の作品を撮影している際にお会いさせていただいたことがあって、その時は大きくて甘いマスクの二枚目だなと思いました。でも、今回撮影に入る前に本読みでお会いした時は髪型を変えられていて、竹内さんのこの役に対する意気込みを感じて、以前お会いした時の竹内さんには見えませんでしたね。役者が髪の毛を切ったり伸ばしたりするのは、役に本気でアプローチしているということが伝わる工程なので、もちろん髪の毛は一瞬で切れますけど、その意気込みがいいですよね。他の方々も髪型やメイクも含めて、とても肉薄しようとされていましたし、何よりも皆さんこれ以上ないキャスティングだなと感じました。

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 実は僕は『梨泰院クラス』は見ないで作品に入ったのですが、これまでも実在の人物を演じる時以外は原作に触れないというやり方で何十年とやってきているんです。演じていて全部が新鮮ですし、視聴者も原作を見ている人、見ていない人がいて、合わせたら100%ですから、キャストの中でも見た上で挑む人がいる中で、僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います! ただ、普段は最後まで原作を見ないのですが、今回唯一違うのは、演じ終わったシーンから『梨泰院クラス』のそのシーンを見て、取返しのつかない過去の方を未来にしているっていうね、撮り終えたシーンが原作ではどうなっているのかを見るのが本当に楽しみで。「あぁ、こうやったんだ!」とか「これはいい役作りだな」と思ったりして、見なくて良かったなと思ったりしています。見ていたら、僕いい子なんで真似しちゃうんですよ、意外に素直なので(笑)。そんな見ていない側の作品へのアプローチを、この長屋茂という役を通して楽しんでいただければなと思っています。

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