JO1豆原一成「メンバーに愛されている」自覚アリ！『仮面ライダーリバイス』愛止まらない【インタビュー】
仮面ライダーの大ファンで知られるグローバルボーイズグループJO1の豆原一成が、『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』（7月22日公開）にゲスト出演し、ハイジャック事件に巻き込まれた五十嵐家の両親と出会う青年・大谷希望を演じる。そんな豆原が仮面ライダーへの熱い思いや、JO1の活動と並行で行われた本作の撮影の充実した日々を振り返った。
Q：出演が決まった時の心境は？
夢である「仮面ライダー」への出演が決まって頭が真っ白だったんですけど、率直にすごくうれしかったです！
Q：JO1のメンバーの皆さんが出演を知った時の反応は？
台本を渡されたときメンバーと一緒にいたのですが、本当にみんな喜んでました。「あっ、ついにきたか！」みたいな。メンバーにすごく愛されてます（笑）。これを機にJO1を知ってもらえたら嬉しいと思い、頑張ろう！ という気持ちにもなりました。
Q：「仮面ライダー」好きだからこそのプレッシャーはありましたか？
ありました（笑）。本当に「仮面ライダー」が大好きなので、演じる大谷希望をどういうふうに表現すればいいのかをすごく考えて、試行錯誤しながら撮影に挑みました。
Q：撮影に入るまでの役づくりはどんなことをされましたか？
希望の気持ちの変化を作品のなかで見せたかったので、そこを練習しながら、考えながら取り組みました。これまでの「仮面ライダー」作品を観て、「仮面ライダー」の世界観に入れるようにという意識もしていました。もともと大好きなので、ほとんどの作品を観ているんですが、今回、坂本浩一さんが監督ということで、坂本さんが監督の「仮面ライダー」映画を観て、自分がその世界に入っている、というイメージで役づくりをしました。
Q：これまでの演技の仕事ではメンバーの方と練習をされたこともあったそうですが、本作では？
今回はしてないですね（笑）。今までは割とメンバーと一緒に練習することがあったんです。でも、今回は自分でやってみようと。「仮面ライダー」が大好きだし、いろいろ研究して挑みたかったんです。
Q：初めて「仮面ライダー」作品の撮影に参加した感想はいかがでしたか？
いちファンとして本当に楽しかったです！ 共演者の皆さんと写真を撮らせていただき、ライダーの部品やベルトと一緒の写真も撮りました。撮影では、闘うシーンも見ることができて、「こんなふうに撮影は進んでいくんだ！」と感動しました。
Q：撮影で驚いたことはありますか？
変身シーンです。これまでどうやって撮影しているのかわからなかったのですが、「こうやって変身シーンがつくられていくんだ！」というのを間近で見ることができました。
Q：撮影で一番テンションが上がったのは？
もちろん変身シーンはテンション上がったんですけど、個人的にやられるシーンが好きで（笑）。やられるシーン、吹っ飛ぶアクションってかっこいいと思っているので、今回、顔から血が流れるメイクをして倒されたり、苦しんでるシーンはすごく楽しかったです！ 個人的な見どころでもあります！
Q：以前「自分以外になれること」が演技の面白さとおっしゃっていましたが、本作で新たな発見は？
今回は、大好きな「仮面ライダー」ということもあって、毎日毎日好きなシーンや歴代ライダーの方を思い浮かべ、それを大谷希望でイメージしていました。共演者のみなさんからも刺激を受け、演技ってやっぱり楽しいなぁと感じて。改めてもっといろんな役柄をやってみたいという気持ちになりました。それに、希望を演じたことで自分自身も成長できました。
Q：共演者で特に印象に残っているのは？
全員です！ 本当に「仮面ライダー」が大好きで、今回の「リバイス」もしっかりと観ていたので、五十嵐家を演じる皆さんが印象的でした。すごく優しくて、撮影の合間も話しかけてくれて。本当に温かい現場だったので、またどこかでご一緒できたら嬉しいです！
Q：主演の前田拳太郎さんとも話をされたそうですね？
僕が結構人見知りで、なかなか自分から話しかけることができなかったんですが、「JO1知ってます！」と話かけてくださったので、自分も「リバイスいつも観てます！」と話して、そこから日常的な会話もできました。日向（亘）くんや、井本（彩花）さんも年が近いので、すぐ話すことができて、それも楽しくて嬉しかったです。3人で撮った写真は自分の宝物になりました！
Q：豆原さんが思う「仮面ライダーリバイス」そして、五十嵐一輝／仮面ライダーリバイの魅力は？
「仮面ライダーリバイス」は、“家族”がテーマなので、みんなに刺さるような作品だと思います。友情もあり、それぞれキャラクターの葛藤が描かれているのも見どころ。主人公の一輝は、よくお節介と言われるんですけど、お節介でもいいから「家族と平和を守るんだ！」という曲がらない気持ちが本当に主人公ですよね。一輝がこういう性格だからこそ、周りのみんながついて行きたくなるんだろうなと作品を観て思いましたし、自分が映画の現場に来た時もそれを感じました。ちなみに、仮面ライダーリバイと写真を撮ってもらったんですけど、本当にかっこよくて最高です（笑）！ 「仮面ライダーリバイス」はスタッフさん、役者さんも含め温かい人ばかりでみんな大好きです。
Q：「仮面ライダーリバイス」は家族がテーマの作品ですが、豆原さんにとって家族とは？
落ち着く場所です。家族にしか話さないこともありますし、すべてを許しているので、家族といなきゃ出ない自分もいます。当たり前の存在であり……大好きですね。
Q：JO1の活動も行うなかでの映画撮影は大変でしたか？
演技のお仕事はそんなに経験がないので、本当に手探りのなかでやっていました。台本を覚えて、どうやって演じようかと考えて。JO1としてパフォーマンスやテレビ出演と重なることもありました。JO1の仕事から仮面ライダーの撮影現場に行くときは、ちょっと大変かな……と思ったり。でも、やっぱり大好きな「仮面ライダー」と大好きなJO1、どちらもできて充実した日々でした。この経験から、これからなにがあっても「自分ならできる！」と自信につながりました。
Q：JO1の豆原一成と大谷希望役の切り替えは？
JO1で楽屋にいる時は、なるべくオフでいました（笑）。JO1としてパフォーマンスする時はかっこよくキメていましたが、演技ってかっこよくキメるものでもないじゃないですか。本当に感情からあふれ出てくるものが演技だと思うので、そこを意識してました。できていたかはわからないですけど（笑）。
Q：あらためて本作の出演で得たものは？
八嶋（智人）さんと演技をするシーンがあったんですけど、その時にすごく引き込まれました。役者の皆さんの本気を目の当たりにして、自分がその場にいるのにすべて（演技で）持っていかれる感覚でした。肌で感じて、ひとつ学んだ気がします。その撮影は自分にとってすごく刺激になりました。「もっと頑張らなきゃ」と思えた印象的な日です。
Q：「仮面ライダー」が大好きな豆原さんですが、特に思い入れがある作品は？
どの作品も思い入れはあります！ でも、僕が初めて観たのが「仮面ライダー555（ファイズ）」なので、「仮面ライダー555（ファイズ）」は自分の中ですごく大きいです。やっぱりカッコイイので。
Q：「仮面ライダーリバイス」以外の仮面ライダーと共演できるなら誰を選びますか？
うわー、誰だろう……（悩む）。いや、ちょっと多すぎて……。えーっと「仮面ライダーカブト」も好きなので……いや、やっぱり決められないです（笑）！ できれば映画の世界に行ってみたいです。『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』とか、仮面ライダーがいっぱい出てくるので、そこに行けばみんなに会えますね（笑）。
Q：今後はどんな役に挑戦してみたいですか？
演技の仕事、ドラマや映画に出演すると、それをきっかけにJO1を知ってくださる方もたくさんいると思うので、いろんな役者の活動もやっていきたいです。でもやっぱり「仮面ライダー」が大好きなので、またぜひ機会があれば「仮面ライダー」に出てみたいです！
（編集部：梅山富美子 写真：上野裕二）
『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』は7月22日より全国公開
