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イーサン・ホーク&ユアン・マクレガーが兄弟役!ジュード・ロウがつないだ絆

第47回トロント国際映画祭

Q&Aも息ぴったりだったユアン・マクレガー&イーサン・ホーク
Q&Aも息ぴったりだったユアン・マクレガー&イーサン・ホーク - Amy Sussman / Getty Images

 イーサン・ホークユアン・マクレガーが兄弟役を務めた映画『レイモンド&レイ(原題) / Raymond & Ray』のワールドプレミアが第47回トロント国際映画祭で行われた。『アルバート氏の人生』『パッセンジャーズ』などのロドリゴ・ガルシアが監督した本作は、父親の葬式&埋葬に参加するため、異母兄弟のレイとレイモンドが久々に再会したことから巻き起こるコメディードラマだ。

二人の兄弟ぶりは必見!『レイモンド&レイ(原題)』場面写真

 イーサンが演じたのが元ミュージシャンで女性にモテモテなレイで、ユアンが演じたのが妻に捨てられまくりの真面目なレイモンド。二人ともそれぞれの理由から父親を憎んでいたが、彼の最期の願いだと聞き、父の葬式&埋葬に赴くことになる。2人の息子に“レイ”と同じ名前を付けることからもわかるように、この父親がとんでもなく破天荒。葬式や埋葬の段取りも事前に整えており、その風変わりな要望の数々にレイとレイモンドがあ然とさせられるたびに、会場では笑いが巻き起こった。笑いに満ちていながらも、レイとレイモンドの絆や彼らが過去と折り合いをつける過程は、人間ドラマとして胸にしみる。

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 イーサンは「僕たちの演技は、互いの関係の中で作用していた。別個に成り立っているわけではないんだ」と切り出すと、「君(ユアン)のキャラクターは素晴らしかった。そして君は素晴らしい仕事をした。今日、トロントの観客と一緒に映画を観ていて、『クソ、彼は何ていい俳優なんだ!』と思ったよ」とユアンを絶賛。

 長年の知り合いだった二人だが、共演は今回が初となる。ユアンは「イーサンは『ガタカ』(1997)でジュード・ロウと共演していて、ジュードと僕は友達だったから、その時に一緒に出掛けたはずなんだ」といつ、どこで出会ったかは覚えていないものの、ジュードを通して知り合ったと明かす。「その時からの知り合いで、それ以来、たまたま同じ場所でやっていたインタビューとかさまざまな場面で出くわしていたんだ。彼の仕事ぶり、彼が一緒に働く人々、彼が作った映画、生き方とかに、何かつながりのようなものを感じていて、いつか一緒に仕事をすることになるだろうといつも想像していた」

 「実現するのに本当に長い時間がかかった」と振り返ったユアンに、イーサンは「待つ価値はあった」と即答。ユアンは「うん、それがこの作品でよかった」とにこやかに応じるなど、スクリーン外でも息の合ったところを見せていた。(編集部・市川遥)

第47回トロント国際映画祭は現地時間18日まで開催

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