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映画『銀河英雄伝説』4Kリマスター、ボレロ流れる予告映像が公開

『わが征くは星の大海』『新たなる戦いの序曲』が4Kで劇場公開
『わが征くは星の大海』『新たなる戦いの序曲』が4Kで劇場公開 - (C)田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー (C)加藤直之

 田中芳樹のSF小説「銀河英雄伝説」の刊行40周年を記念して、劇場版アニメ2作品の4Kリマスター版をそれぞれ2週間限定公開する『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 4Kリマスター』と『銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター』の2作品共通となる予告映像が公開された。

【動画】『銀河英雄伝説』4Kリマスター予告編

 「銀河英雄伝説」は、数千年後の未来、いつ終わるともしれない戦いを繰り返す人類の間に現れた2人の英雄を中心に、銀河の歴史を描く大河小説。1988年からOVAを中心にアニメシリーズが制作され、全162話、長編3作品を数える壮大な作品群は、「宇宙戦艦ヤマト」「超時空要塞マクロス」などの石黒昇が総監督を務めたことから、“石黒版”として支持され続けている。

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 1988年公開の『銀河英雄伝説外伝/わが征くは星の大海』は、OVA シリーズの前に制作された、アニメ“銀英伝”の第1作目。劇伴には、ドイツ・シャルプラッテンのクラシック楽曲が使われているほか、本作のために録りおろした、指揮・井上道義による新日本フィルハーモニー演奏の「ボレロ」をフル尺(=約14分間)ぶっ通しで使用した壮大な戦闘シーンは、現在でも語り草となっている。

 今回の予告編は、35mmの原盤フィルムからスキャニングした4Kリマスター素材を使用し、全編このボレロを使って構成。“常勝の天才”こと銀河帝国側の主人公ラインハルトと、“不敗の魔術師”の呼び名を持つ自由惑星同盟側の主人公ヤン・ウェンリーが、はじめてお互いの存在を意識し、敵対しながらも敬いあう姿に焦点をあてた仕上がりとなっている。予告編のナレーションは、アニメシリーズでもナレーションを務めた屋良有作が担当する。

 本作を含むシリーズの音響監督を務め、リマスター作業にも参加した明田川進は、4Kリマスター版について、「非常に音域の広い、奥深い作品に生まれかわりました。素晴らしいスペースオペラに仕上がったと思います」とコメント。また、当時『銀河英雄伝説外伝/新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)』(1993)の監督を務め、やはり4Kリマスター作業に加わった清水恵蔵も「改めて、手描きのアニメーションは“生命感”があっていいなと思いました。4Kにする過程で、セル画の温かい感じを大事にしてもらいました」とその出来に太鼓判を押している。(編集部・入倉功一)

映画『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 4Kリマスター』は12月30日より2週間限定公開/『銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター』は2023年1月13日より2週間限定公開

『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 4Kリマスター』『銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター』予告編 » 動画の詳細
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