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アニメ『BLUE GIANT』特報公開 世界的ピアニスト・上原ひろみが音楽担当

アニメ『BLUE GIANT』最新ビジュアル
アニメ『BLUE GIANT』最新ビジュアル - (C)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 (C)2013 石塚真一/小学館

 「岳 みんなの山」の石塚真一による人気ジャズ漫画を映画化するアニメ『BLUE GIANT』の特報映像が公開され、劇中の音楽を、グラミー賞受賞歴を持つ世界的ピアニスト、上原ひろみが担当することが明らかになった。

映画『BLUE GIANT』特報映像

 『BLUE GIANT』は、世界一のジャズプレイヤーを志す青年を描いた、シリーズ累計880万部を突破する青春漫画が原作。ジャズに魅了され、高校時代からテナーサックスを始めた主人公・宮本大が、上京先で出会った凄腕ピアニスト・沢辺雪祈に、高校の同級生でドラム初心者の玉田俊二を加えてバンドを結成。日本最高のジャズクラブに出演し、日本のジャズシーンを変えることを目標に奮闘する姿を描く。

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 劇中の音楽を担当する上原は、ボストンのバークリー音楽院在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年に世界デビュー。第53回グラミー賞で「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞するなど、世界的に活躍するピアニスト。本作のために、主人公たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル楽曲も書き下ろした。沢辺のピアノ演奏も上原が担当する。

 また、大のサックス演奏を担当するのは、国内外の有力奏者を集めたオーディションから、満場一致で選ばれた馬場智章。玉田のドラムは、上原の指名を受けた millennium parade のドラマー・石若駿が担当。特報映像では3人の演奏が使用されており、ジャズ界のトップランナーと、新世代をけん引する才能が、“JASS”の演奏に命を吹き込む。

“JASS”の演奏を担当する馬場智章、上原ひろみ、石若駿

 かつて、原作のジャズライブイベント「BLUE GIANT NIGHTS」にも出演した上原は「自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて…。物語を支える劇伴も担当させていただけて、感無量です」とコメント。原作者の石塚は、上原の参加に「この上ない幸運です」と喜びを明かし、「上原さん、馬場さん、石若さん、カッケー音をありがとうございます!! 皆さん、劇場でジャズが待ってます!」とファンに呼びかけている。

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 監督を務めるのは、テレビアニメ「モブサイコ100」や、映画『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』の立川譲。脚本は、原作連載開始時からの担当編集者で、「BLUE GIANT SUPREME」以降はストーリーディレクターも兼ねる NUMBER 8 が担当。「幼女戦記」(2017)などのスタジオ・NUT(ナット)がアニメーション制作を手掛ける。原作者の石塚真一、上原ひろみ、馬場智章、石若駿のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)

映画『BLUE GIANT』は2023年2月17日全国公開

石塚真一(原作者)

ジャズ界きってのピアニストの上原ひろみさんが音楽担当になってくれたことは、この上ない幸運です。サックスの馬場智章さん、ドラムの石若駿さんという真摯な若手プレーヤー達と共に試行錯誤を重ねて映画『BLUE GIANT』の音を紡いでくれました。迫力の音楽です。音について伝えたいことはまだまだありますが、ここはグッとこらえ、皆さんが映画で楽しんでいただけたらと思います。上原さん、馬場さん、石若さん、カッケー音をありがとうございます!! 皆さん、劇場でジャズが待ってます! ご期待ください。

上原ひろみ(音楽/ピアノ演奏)

初めて「BLUE GIANT」を読んだ時、「音が聴こえてくる」と感じました。
自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて…。
物語を支える劇伴も担当させていただけて、感無量です。
『BLUE GIANT』には、夢と情熱が詰まっています。
監督も、この映画に携わるスタッフも、原作チームも
夢と情熱で溢れる人たちでいっぱいです。
この漫画の音を鳴らしたい、という自分の夢を乗せられればと。
ありったけの情熱を込めて。

馬場智章(サックス演奏)

“その人が生み出す音はその人そのものを表す”と感じながら僕は日頃から音楽に取り組んでおりますが、今回初めて自分自身としてではなく別の人間として音楽制作に取り組みました。大の持つ音は“きっとまだ上手くはないけれど何故か人を惹きつける”、そんな想像をしながら大を自分に宿して、大として演奏をするにつれ、彼の音楽への情熱や貪欲さがどんどん音になって表れるような気がしました。今回大が結成したバンド“JASS”を上原ひろみ、石若駿という最高のメンバーと担当することができ、とても良い音楽に仕上がったと思います。ぜひ劇場の特大スピーカーでJASSの音を全身で浴びてください。

石若駿(ドラム演奏)

皆様はじめましてドラマーの石若駿と申します。ジャズを題材としたこの『BLUE GIANT』という作品に携わることができてとても嬉しく思います。ドラムの玉田の音とモーションを担当することになりますが、玉田は音楽経験がないところからドラムをスタートします。初心者のぎこちないドラミングを演ずるのがとにかく難しくもあり、試行錯誤しながら楽しく臨むことができました。玉田のまったくの初心者からだんだん上手になっていく様にも注目いただければと思います。また彼の心情の動きも私なりに音に注入させていただきました。全体の音楽を担当され、雪祈役の、上原ひろみさんと宮本大役の馬場智章さんとのトリオもとても感動的な音に仕上がりました。この映画を観てジャズという音楽の実際のライブにも聴きにいらしていただければ本当に嬉しいですが、まずは『BLUE GIANT』を何度もじっくり楽しんでいただければと思います! お楽しみに!

2月17日(金)公開|『BLUE GIANT』特報 » 動画の詳細
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