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水川あさみ、仕事と家庭の両立に必要な勇気

水川あさみ流、仕事と家庭の両立する秘訣とは?
水川あさみ流、仕事と家庭の両立する秘訣とは?

 数々の映画、ドラマに出演し、今年は短編映画で監督も務めるなど、活躍の幅を広げている水川あさみ。そんな水川の最新作がPrime Videoで配信されるオムニバスドラマ「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~」の一篇「息子の授乳、そしていくつかの不満」だ。本作で水川は、母乳での授乳が息子への唯一の愛情だと信じているキャリアウーマン・高田真莉を演じている。真莉の生き方を見て「もう少し肩の力を抜ければいいのに」と思ったという水川が、自身が仕事と家庭との両立で大切にしていることを語った。

【動画】さまざまなパートナーの形編「モダンラブ・東京」特別映像

20代はがむしゃらに、30代後半で気持ちに余裕が

水川あさみ
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 本作で水川が演じるのは、キャリアウーマンの真莉。生まれたばかりの赤ちゃんを母乳で育てることにこだわり、仕事中も搾乳機を手放さず、自身のスタイルを貫く女性だ。台本を読んだとき、水川は「真莉は仕事にも子育てにも本当に一生懸命で全力投球。でもだからこそ大事なものを見落としてしまい、身近な人の思いにも気づけないこともある」と率直な意見を口にし、誰にでも当てはまる感情移入しやすい人物だと感じたという。

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 水川自身は「真莉ほど完璧主義じゃないから、手を抜いたらいいという言葉が正しいかわかりませんが、もっと肩の力を抜いたらうまくいくのに。でも、なにかに没頭してしまう気持ちはわかります」と理解を示す。

 「肩の力を抜いて」と真莉にアドバイスできたらな……という水川だったが、自身も20代のころは「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」とがむしゃらに向き合って、自分をがんじがらめにしていた時期もあったという。そんな中、いろいろな経験を積んだことで、徐々に視野を広げていった。「やっぱりたくさんの人に助けてもらうなかで、学ぶことも多かったです。一人でできることってそんなに多くない。あとは結婚したことも大きかったと思います。自分だけで抱える必要なんてないだなってわかったことで、気持ちにも余裕ができました。でもそう思えるようになったのは、30代半ばを過ぎたぐらいからでした」。

仕事と家庭、大切なのはお互いに向き合うこと

水川あさみ

 「頑張りすぎないで」という思いを真莉に抱いたという水川。この言葉通り真莉は劇中、海外出張中でも母乳へのこだわりを捨てず、搾乳機を機内に持ち込むほどの徹底ぶりを見せる。仕事にも育児にも“完璧を目指す”その姿勢は鬼気迫るものがある。

 水川は「わたしの場合は、ありがたいことに仕事を理解してもらっているので、お互い助け合える部分が多い。その意味で仕事と家庭というのは両立しやすいと思う。でも大切なのは、しっかり話をすることだと思います。わたしたちの場合は、できないことをちゃんと『できない』と伝える勇気を持つことは意識しています」と秘訣を述べる。

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 互いにしっかりと向き合って話をすることで、多くのことは前に進める。「結婚生活をするうえで、特に決まり事はないのですが、仕事のことや日常のことを、なんでも話すということは大切にしていると思います」。

いよいよ迎える40代は「楽しみでしかない」

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 「自分でなければできない」というプライドを持って仕事も育児も真剣に向き合う真莉。しかし、そのこだわりは厳しい現実に打ち壊されることもある。水川は「演じるという仕事は特殊なものだとは思いますが」と前置きすると「やっぱり与えられた役は、自分じゃなきゃできないと思いたいし、わたしだけの表現方法を模索したい。そこにはこだわっていきたいという思いがあります」と語る。

 一方で「これだけたくさん役者さんがいるわけで、自分がもしできなかったら、ほかの役者さんが演じることは往々にしてありますよね。自分の代わりなんていくらでもいるんだという思いもあります。そうなったとき、自分にはなにができるのか……ちゃんと切り替えられるバランス感覚も必要だと思います」と広い視野を持つ。

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 30代半ばを過ぎ「肩の力が抜けた」ことで、仕事もプライベートもグッと楽になったという水川。40代に向けては「良くも悪くも自分の方向性や、やりたいことなどがはっきりしてくると思うんです。そこに向かってシンプルに突き進むということは、楽しみでしかないです」と笑顔を見せる。

 演じるという仕事においても「やっぱり役柄の変化も、この年代からより出てくると思うんです。これまでにやったことのないような役に出会えるのかも……という期待もあります」と未来に思いを馳せる。「どうしてもこの年代になってくるとお母さんの役が多くなるなど、役柄が限定されてしまう部分もあるのかな」と素直な胸の内を明かす。それでも水川は「そこは打破して、もっと面白い作品に携わっていけるようになっていけたらいいですね」と希望を口にした。

 「いまはとても充実しています」と語っていた水川。公私ともに「しっかりとコミュニケーションを取る」ということを大切に、さらなる飛躍が期待される。(取材・文・撮影:磯部正和)

Amazon Original「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~」は10月21日よりPrime Videoにて独占配信開始

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