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『ターミネーター2』正統続編、シュワちゃん復帰は間違いだった…キャメロン監督が認める

画像は『ターミネーター:ニュー・フェイト』でのシュワルツェネッガー
画像は『ターミネーター:ニュー・フェイト』でのシュワルツェネッガー - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージス

 大ヒットSF映画『ターミネーター2』を手がけたジェームズ・キャメロン監督が、同作の正統続編として製作された『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)でのアーノルド・シュワルツェネッガー復帰は、間違った選択だったことをDeadlineで認めた。

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 キャメロンも製作で参加した『ターミネーター:ニュー・フェイト』では、シュワルツェネッガーが再びT-800役を務め、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが28年ぶりにシリーズ復帰。エドワード・ファーロングがジョン・コナーを再演するなど、オリジナルキャスト再集結で話題となったが、全米興行収入はシリーズワースト2位の6,225万3,077ドル(約87億円・1ドル140円計算)という結果に。監督のティム・ミラーは、続編が「大失敗だった」と今年のサンディエゴ・コミコンで認めている。(数字は Box Office Mojo調べ)

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 映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(公開中)のプロモーションで同サイトの取材に応じたキャメロンは、映画の内容に満足しているとしながら、「あえて問題点を挙げるなら、私がアーノルド抜きで続編製作を拒んだことだ」と回顧。もともと、ミラー監督はシュワルツェネッガー復帰を望んでいなかったそうだが、彼の旧友でもあるキャメロンが出演を猛プッシュしたという。

 「ティムはアーノルドを望んでいなかった。私は『(シュワルツェネッガー抜きでの続編は)あり得ない。私と彼は40年来の友人だ。彼に“自分抜きでターミネーターを作るなんて信じられない”と言わせるつもりか?』と伝えた。そこまで大きな意味はなかったが、私は『もしアーノルドが戻ってくるなら、喜んで参加するよ』とも言ったよ」

 反対に、ミラー監督はリンダの復帰を要求してきたとキャメロンは証言。「リンダやアーノルドが出演すれば、映画は成功すると思った。しかし、リンダは60代、アーノルドは70代。結局『ターミネーター』はおじいちゃん映画になってしまった」と明かし、「私たちが供給した作品を過大評価しすぎていた」と反省した。

 ちなみに、キャメロンとミラー監督は、製作過程で衝突していたとも報じられていた。キャメロン曰く、製作中は確かに不仲だったが、現在は友達に戻ったとのこと。「映画を撮る前は好きだったが、撮影中は本当に嫌いだった。でも今は彼が好きだ。彼も同じ気持ちだろう」と告白しており、ミラー監督が製作総指揮を務めるNetflixアニメ「ラブ、デス&ロボット」も気に入っていると話している。(編集部・倉本拓弥)

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