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伊藤美来、特撮はやめられない!声優業で気づいた“好き”を発信する大切さ

特撮大好き声優・伊藤美来、ウルトラマンを語り尽くす!「ウルトラマンレグロス」インタビュー » 動画の詳細

 ウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で国内独占配信されるオリジナル作品「ウルトラマンレグロス」で、メインキャラクター・スピカ役を担当する声優・伊藤美来。大の特撮ヒーロー好きで知られ、ウルトラマンシリーズも「ビデオが擦り切れるまで観ていた」という伊藤が、本作の魅力やあふれる特撮愛を語った。

【動画】特撮大好き声優・伊藤美来、ウルトラマンを語り尽くす!

■意識したのは、スピカの優しさと懐の深さ

伊藤が担当するスピカ(左) - 画像は「ウルトラマンレグロス」より - (c)円谷プロ

 「ウルトラマンレグロス」は、配信オリジナル作品「ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突」でデビューした謎のヒーロー・ウルトラマンレグロスの過去に迫る物語。伊藤が声を当てるスピカは、宇宙最強といわれる拳法「コスモ幻獣拳」を習得した闘士で、凍気を操る「高速凍豹拳」の使い手だ。

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 幻獣闘士の紅一点であるスピカ。伊藤は「スピカはレグロスとも対等に戦えるくらい強くて、しっかり者です。かわいらしい見た目で、少し姉御肌なところもあり、みんなの背中を押してあげる役割も担っています。レグロスはもちろん、みんなに寄り添ってあげる優しさ、懐の深さという部分も意識して演じました」とキャラクターについて語る。

 レグロスや幻獣闘士がコスモ幻獣拳を繰り出しながら戦う、ド派手なバトルシーンも見どころの一つ。「ウルトラマン作品ということで『テァ』『シュワ』なども期待していました」という伊藤は、「気合を入れて技を繰り出すシーンや、大きく飛ぶ場面は、映像を確認しながら、どれくらいの強さなどを想像して声を当てています」とアフレコ収録を振り返った。

■“推しウルトラマン”はコスモス

推しはウルトラマンコスモス!

 伊藤が本格的に特撮ヒーローに目覚めたのは、幼稚園から小学校低学年のこと。「弟と一緒に観ていたのがきっかけで、朝一緒に早起きしたり、お母さんに録画を頼んで一緒に繰り返し観て楽しんでいました。昔の作品もレンタルビデオ店で借りて観ていたりもしました」

 ウルトラマンに初めて出会ったのは、祖母の自宅だったという。「おばあちゃんの家に行った時、今ではめちゃくちゃレアなウルトラの父のフィギュアが飾ってあって、それが初めてウルトラマンを見た瞬間でした。その後、おもちゃ屋さんに行ってウルトラマンのソフビ人形を買ってもらいました」

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 伊藤が推しと公言しているのが、ウルトラマンコスモスだ。「テレビの前で観ていた世代だったので、ストーリーやコスモスの戦い方もすごく記憶に残っています」。家族にもそれぞれ推しのウルトラマンが存在するといい、「弟はいろいろ変わるのですが、最近はウルトラマンゼロ。お母さんがウルトラマン80です」と明かした。

 また、毎年夏に行われる「ウルトラマン」シリーズのイベントにも欠かさず足を運ぶ伊藤。期間限定のヒーローステージや、ウルトラマンと3分間だけ直接触れ合える「ミート・ザ・ヒーロー」など、イベントならではの魅力があるという。「毎年思うのは、ショーのクオリティーがとにかく高いんです。オリジナルストーリーかつ期間ごとに変わるシステムもすごく凝っているし、アクションと演出も素晴らしい。応援の仕方もウルトラマンならではで、ウルトラマンを知らない方はもちろん、大人が見てもびっくりするくらい楽しめると思います」

■大人になって再発見した特撮の魅力

声優業を始めて「特撮が好き」と隠さず言えるように

 一つ一つの回答に特撮への愛が詰まっている伊藤。幼少期からヒーローと共に成長してきた彼女だからこそ、大人になって再発見した特撮の魅力があるという。「子供の頃はビジュアルや戦い方がかっこいいという理由で好きになることが多かったと思います。大人になると、怪人目線でストーリーが追えるので、『なぜ怪人が悪事を働くのか』なども理解できるようになり、キャラクターや物語をより深く楽しめるようになるので、一本のドラマとして堪能できることが魅力です。大人になってからこそ改めて観ると新しい発見だったり、子供の頃に感じなかった感情を汲み取れることができるので、すごくオススメしたいです」
 
 本作をはじめ、『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』やドラマ「仮面ライダーリバイス」、アニメ「風都探偵」など、仕事で大好きな特撮作品に携わる機会が増えており、「本当に光栄です。『こんな日が来るなんて』という気持ちが大きいですし、当時から応援していた昔の私に教えてあげたいくらいです」と感慨深げに語る伊藤。幼少期は、周囲に特撮好きだということを明かせなかったそうだが、声優として活動していく中で、たくさんの特撮ファンと出会い「隠さなくてもいいんだ」という気持ちが芽生えたという。

 「事務所の社長さんも『好きなことは表に出していった方がいい』と、プロフィール欄の趣味に『特撮ヒーローが好き』と入れてくださったり、特撮好きの声優さんとお話する時も、気兼ねなく話せるようになったので、発信することはすごく大事だなって実感しました。好きということを発信して、みなさんに知ってもらうことが、特撮のお仕事をいただけることに直接つながっていると思うので、好きなことは声を大にして言うべきだなと改めて思いました」

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 「特撮ヒーローはやめられない!」と満面の笑みを浮かべた伊藤。特撮を愛し続ける理由について聞くと、「新しいことが更新されていくから」と回答した。「新しいウルトラマン、新しい主人公、新しいストーリーが登場して毎回ワクワクするし、『今度はどんなお話になるんだろう?』と新しい気持ちで応援することができます。企画する方も大変だと思いますが、毎回新しいものを提供してくださるので、本当にありがとうって気持ちでいっぱいになります。応援してきた人だからこそ味わえる感情だったり、応援してきてよかったと思えることを私たちに届けてくれることも、特撮の魅力ですね」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「ウルトラマンレグロス」は「TSUBURAYA IMAGINATION」で国内独占配信予定

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