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『インディ・ジョーンズ』元子役、アカデミー賞に初ノミネート!

第95回アカデミー賞

オスカーノミネート! 写真はBAFTAの催しに出席した際のキー・ホイ・クァン
オスカーノミネート! 写真はBAFTAの催しに出席した際のキー・ホイ・クァン - Matt Winkelmeyer/Getty Images for BAFTA

 第95回アカデミー賞のノミネーションが24日に発表され、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』『グーニーズ』などで人気子役として活躍したキー・ホイ・クァンが、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3月3日公開)で助演男優賞に初ノミネートされた。

【画像】かわいすぎ!子役時代のキー・ホイ・クァン

 ベトナムに生まれ、 サイゴン陥落に伴いアメリカにわたったクァンは、スティーヴン・スピルバーグ監督に見出され、1984年の『魔宮の伝説』に出演。スピルバーグが製作を務めた『グーニーズ』(1985)のデータ役でも人気を博したが、やがて大学に進学して映画制作を学ぶと、卒業後はスタントコーディネーターとして『ザ・ワン』(2001)に参加するなど、制作スタッフとして映画に関わっていた。

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 クァン自身は俳優業を続けたかったが、当時のハリウッドでアジア系俳優に与えられるチャンスはごくわずか。成長と共に仕事がなくなり、演技から身を引くしかなかったのだという。クァンは「演技を愛していたけれど仕事がない。ハリウッドは僕を求めていなかった。どこにも僕の役なんてなかったんだ。身を引くしかなかった。夢を諦めるのは難しいことだったけど、その頃のアジア系俳優にとっては仕方のないことだった」と The Hollywood Reporter の座談会で語っている。

 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、破産寸前のコインランドリーを経営する主人公エブリン(ミシェル・ヨー)が、突如として並行世界(マルチバース)の救世主として覚醒し、人類の命運を掛けた闘いに挑むアドベンチャー。脚本にほれこみオーディションを勝ち抜いたクァンは、エブリンの夫ウェイモンド役で、気の弱い夫から頼れるヒーローへと豹変する難役に挑み、主演のミシェルと共にゴールデン・グローブ賞を受賞。賞レースを席巻しており、アカデミー賞でも受賞が期待されている。

 すでにクァンは、マーベルドラマ「ロキ」シーズン2への出演が決定しており、今後は再び俳優としての活躍を目にすることができそうだ。(編集部・入倉功一)

第95回アカデミー賞授賞式は、3月13日(月)午前7時30分よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて生中継

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