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三浦透子「大奥」家重とのギャップ話題!日曜ドラマ最終回では“救世主”に

最終回より三浦透子演じる家重
最終回より三浦透子演じる家重 - (C)NHK

 よしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」の徳川家重役で話題沸騰の三浦透子。14日最終回の2日前に放送されたバカリズム脚本の日本テレビ系ドラマ「ブラッシュアップライフ」では意図せずして主人公(安藤サクラ)の“救世主”となる役どころで笑いを誘い、両作でのふり幅に驚く視聴者が続出した。

【画像】「大奥」最終回、涙のハイライト

 「大奥」では聡明で人望の厚い8代将軍・徳川吉宗(冨永愛)の長女として生まれ、言語・排尿障害に苦しむ家重を演じた三浦。人の役に立てない自身を呪い、そのはがゆさや劣等感、羞恥心から酒、男に溺れる孤独な家重は、放送前から「難役」と注目を浴びていたが三浦の名演に多くの視聴者が涙した。

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 最終回では、母・吉宗から賢さをかわれ将軍の座を継いだ家重だが、言語障害から老中たちに言葉がうまく伝わらず、「酒造りを奨励することで米の値を上げられるのではないか」といった提案をしても受け入れらず、孤立していくさまが描かれた。頻発する百姓一揆について老中たちに丸投げする姿は一見、怠慢に見えるが、家重は凶作になっても豊作になっても「勝ち筋が見えない」ことに苦悩。老中たちからの信頼も揺らぎ、「どうせ母上のところにまいるのであろう。無駄足もいいところじゃ」といじける。吉宗からは、政を放り出して色に溺れる家重をいさめた側室・お幸の方を罪人のように扱っていると咎められ、「それでこの国を治められると思っているのか」と怒号が飛ぶ……といった調子。

 一方、杉下(風間俊介)が危篤に陥ったときには「父上」と涙ながらにすがるさまが涙を誘い、ネット上では家重のあらゆる表情を演じ分ける三浦に「家重すごいな」「名演に脱帽!」「もっと見たい!」「泣けた」「家重の芝居はヤバすぎる」と絶賛の声が相次いだ。

 その三浦は、12日に最終回を迎えたタイムリープ・コメディー「ブラッシュアップライフ」に思わぬ形で登場。同作では主人公・麻美(安藤サクラ)の市役所時代の後輩で、麻美と同じく“人生やり直し組”の河口を好演。最終回では客室乗務員として麻美と再会し、物語をひっくり返す大役を担った。市役所時代に恨みをもっていたという中村(神保悟志)に下した“制裁”が、ピンチに陥っていた麻美を図らずも救うことに。中村の不倫を告げ口して「まじでざまぁ、地獄に堕ちろって感じですよね」と清々しそうな様子の河口に、全身全霊で感謝する麻美。ワケも分からず感謝されまくる河口のトボけた味わいを軽やかに演じてみせた。

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 「大奥」の視聴者の中には本ドラマを観ていた人も多かったようで、「河口さんと全く違う家重」「全然気づかんかった・・・」「役柄の振り幅凄すぎる」と三浦の2作でのギャップに驚く声が飛び交っていた。

 「ブラッシュアップライフ」は放送後、多くのワードと共に「最高のドラマ」がTwitterトレンド入り。アカデミー賞国際長編映画賞に輝いた映画『ドライブ・マイ・カー』のヒロイン役をはじめ、昨年10月クールのドラマ「エルピス -希望、あるいは災い-」での演技を記憶に刻まれた者も多く、“三浦いるところに良作あり”と、作品選びも注目を浴びている。(編集部・石井百合子)

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