『インディ・ジョーンズ』新ヒロインのフィービー・ウォーラー＝ブリッジって？

　ハリソン・フォードが主演を務める映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』（公開中）で、ヒロインのヘレナ・ショー役を務めたフィービー・ウォーラー＝ブリッジとはいったい誰なのか？

【動画】『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』カーチェイス本編映像

　本シリーズ初登場となるヘレナは、インディの明友バジルの娘。父親が半生をかけて追い求めた秘宝“運命のダイヤル”を求め、インディの前に現れる。幼い頃、インディから“ウォンバット”の愛称で呼ばれていたこともあり、古くからの知り合いだ。女性版インディとも言うべき知識と行動力を持っている。

　劇中ではアクションシーンにも挑戦しており、“トゥクトゥク”に乗ってインディとカーチェイスを繰り広げる。フィービーは「今回の作品でも、どの『インディ・ジョーンズ』作品においても、私が特にそのアクションシーンを好きな理由は、単にかっこいいからあてがわれたということではなく、すべてキャラクター（人物）によって導き出されているからなの。スタイルでやっているんじゃなくて、そういったアクションの一瞬、一秒が、そのキャラクターに対して作られている。アクションがどうやって展開していくのかということでさえ、登場人物に沿って仕立てられているの」と本シリーズにおけるアクションシーンの意義について語っている。

　フィービーはイギリス出身の37歳。英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞受賞経験がり、役者以外に脚本家やプロデューサーとしても活躍している。ダニエル・クレイグが主演を務めた『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』では脚本を手掛けた。ハリソンと直接の共演経験はないが、ハリソンが演じたハン・ソロを主人公にしたスピンオフ作品『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』では、ソロ（オールデン・エアエンライク）の悪友ランド・カルリジアン（ドナルド・グローヴァー）の相棒である女性型ドロイドL3-37の声を担当した。

　幅広い分野で才能を発揮しているフィービーの次回作は、ジョン・クラシンスキーが監督・脚本・出演を務めるファンタジーコメディー映画『イマジナリー・フレンド（原題） / Imaginary Friends』で、ライアン・レイノルズと共演予定だ。（今井優）