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「どうする家康」大森南朋“数正ロス”告白 今後の見どころは「キレのないえびすくい」

「スペシャルトークショーin鶴岡」より左から制作統括・磯智明、大森南朋、NHK山形放送局アナウンサー・羽隅将一
「スペシャルトークショーin鶴岡」より左から制作統括・磯智明、大森南朋、NHK山形放送局アナウンサー・羽隅将一 - (C)NHK

 松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜、NHK総合夜8時~ほか)で主人公・徳川家康の古参の家臣・酒井忠次を演じる大森南朋が9日、山形県・鶴岡市の鶴岡市文化会館(荘銀タクト鶴岡)で行われたトークショーに登壇。家康役の松本をはじめとする共演者とのエピソードや今後の見どころなどを、850人の観客に向けて語った。本作のトークイベントに大森が単独で登場するのは初となり、地元は「我が殿、ついに鶴岡へ!」と沸いた。

【画像】大森南朋、山形で850人の観客が熱烈歓迎!

 同イベントは、大森演じる徳川家臣団の筆頭・酒井忠次の孫が、およそ400年前に庄内藩の初代藩主となったことから企画された。鶴岡市は庄内藩の城下町だった場所。大森は開演前、現在も鶴岡市に居住する酒井家当主らとゆかりの地を訪れ、忠次所有と伝わる刀や徳川十六将図などを見学し、忠次も眠る酒井家墓所(現在は非公開)を訪れた。

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 大森が紺のカジュアルなスーツに白のTシャツ姿で登場すると場内から一斉に拍手が。「今回、酒井忠次公を演じるにあたり、失礼のないように努めてきたつもり。きょうはみなさん、温かい目で見守ってください」と茶目っ気たっぷりに答えて、会場を盛り上げた。

 前話・第34回「豊臣の花嫁」では家康の忠臣で秀吉のもとに出奔した石川数正(松重豊)をメインにしたエピソードが展開し、家康、忠次、本多忠勝(山田裕貴)、榊原康政(杉野遥亮)、井伊直政(板垣李光人)ら家臣たちがショックと深い喪失感にうちのめされることとなった。数正出奔後の撮影についての話題になると、大森は「長い撮影の中で、家臣団の結束が強くなっていたなか、石川数正への思いなのか撮影が終わってしまう松重さんを思ってなのか、とにかく演じていて相当つらかったです。数正がいなくなりバランス的にさみしいと思っているのか、松重さんがいなくてさみしいのかさまざまなことを思うようになりました」と“ロス”を告白。

 トークショーでは松本潤からのビデオメッセージが公開され、大森は二人で行うという「コソ練」について「たてこんでくると、セリフを覚える時間がない。そんなとき 相手がいた方が自分のなかに(セリフを)取り込みやすいんです。自分はそういうタイプだったので松本くんにも“大変だったらいっしょにやるよ”と声をかけました。歴史の解釈や感情の入れ方などを細かく話し合いました」と振り返りながら「一回、秀吉が、ムロくんがきちゃったこともありました(笑)」とも。

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 また、忠次といえば“えびすくい”のシーンが人気だが、大森にとってとりわけ印象深かったのが初回だったという。「あれがあって家臣団の雰囲気が変わりました。忠次のその後を少し感じさせることもできたと思います。そもそも自分には踊りの素養がまったくないんです。撮影前に練習していた映像を見て“ああ、あのころの自分、頑張ってたなぁ”と思いますが。殿(松本)がきれいに踊る回をみて“ああ えびすくいってこう踊るんだな”って思いました(笑)」と松本の見事なパフォーマンスと共に述懐。なお、今後もえびすくいを観られるそうで「このあとの放送でも? ……そう、踊る? みたいですよ。みなさん、えびすくいは、汗びっしょりになるんです。もう役では60代ですから、キレのないえびすくいになってきますよ」とユーモアを交えて期待を煽っていた。

 今後の忠次の展開については「底抜けに自分を明るく見せて家臣団を納得させていく、そんな忠次役をやっていきたい。子孫の方々に失礼のないように やさしく明るい忠次を演じていきたいです」と意気込みを語っている。(編集部・石井百合子)

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