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トム・ヒドルストン、ロキと歩んだ14年 シーズン2最終話は「関わった全ての人を思い浮かべた」

会場のファンと一緒にロキポーズ! - 来日中のトム・ヒドルストン
会場のファンと一緒にロキポーズ! - 来日中のトム・ヒドルストン

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でロキを演じているトム・ヒドルストンが9日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2023」セレブステージに登場し、ディズニープラスで配信中のドラマ「ロキ」シーズン2最終話の裏話や、ロキとして歩んできた14年間を振り返った。(以下、「ロキ」シーズン2最終話のネタバレを含みます)

【画像】どこを切り取っても美しい…来日したトム・ヒドルストン

 映画『マイティ・ソー』(2011)1作目から悪戯の神・ロキを演じているトム。初めてロキの角の冠を被ったのは2009年だったそうで、「それまで2次元(コミック)として存在したものを3次元にすることができた。まさに冠のようでもあり、『これからやるぞ』という象徴でもありました」と当時を振り返る。

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 憎めない悪役としてMCUでも高い人気を獲得していったロキは、やがてヴィランからヒーローへと成長し、単独ドラマが制作されるまでに至った。「ロキとの出会いは、私の人生にとって、とても意味があることでした」とトムは語ると、「これだけ長くロキを演じることができたのは、みなさんの支持があったからです」と会場に駆けつけたファンに感謝した。

 先日配信された「ロキ」シーズン2最終話では、ロキが在り続ける者に代わって時間を支える“物語の神”となった。ロキが時間軸を束ねながら王座へと向かうシーンは印象的で、彼の最後のセリフは『マイティ・ソー』で父オーディンに向かって放った「For You! For All of Us!」だった。

 感動の最終話には、トム自身も「心動かされた」という。「みなさんもご存じのように、その時のロキのセリフは『自分がどんな神になるべきなのかわかっている。お前たちのために、我々のために』だったと思うのですが、『マイティ・ソー』と同じセリフでも意味が違います」

 「最終話のあのシーンを撮影した時は、この14年間で関わった全ての人を思い描きながら演じていました」と『アベンジャーズ』初期メンバーや「ロキ」キャストの名前を挙げながら語ったトム。「ロキは孤独だったかもしれないですが、私は決して孤独ではありませんでした」と続けると、会場のファンから大きな拍手が送られた。

 ステージではそのほか、トムが指を角に見立てて“ロキ”ポーズを披露したり、MCUキャラクターに扮したコスプレイヤーたちと集合写真を撮影するなど、短い時間で日本のファンと交流を深めた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「東京コミコン2023」は12月10日まで幕張メッセで開催中

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