「ブンブンジャー」井内悠陽、ゴジュウジャーへバトンタッチ 新レッド・冬野心央にエール「感謝の気持ちを忘れずに」

9日に最終回を迎えた特撮ドラマ「爆上戦隊ブンブンジャー」と16日スタートの新番組「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」のバトンタッチセレモニーが行われ、1年間主演を務めた井内悠陽(範道大也/ブンレッド役)が、次の主人公を演じる冬野心央(遠野吠/ゴジュウウルフ役)にエールを送った。
「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」は、1975年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から半世紀にわたって続くスーパー戦隊シリーズの50周年を記念した作品。動物や恐竜といった獣(けもの・ジュウ)をモチーフにした5人のヒーローが、これまでのスーパー戦隊の中で最高最強(=ナンバーワン)を目指して戦いを繰り広げる。
テレビシリーズを完走した井内は、「初めてのことだらけで、たくさん勉強させてもらったこの1年間は、本当にあっという間だった」とブンレッドとしての1年間を振り返る。
そんな先輩・井内に、冬野が「撮影が始まる前と今で、何か変わったところはありますか?」と質問を投げかけると、井内は「自分の意見を言えるようになった、というのが一番大きいです」とニッコリ。
というのも、「撮影現場というものが初めてだったので、自分がどこまで言っていいかがわからなかった」そうで、井内は「自分の考えた演技プランもあるけど、監督さんの頭の中にも画があるだろうし、カメラマンさんからしたら画角もある。それに脚本家さんが書いてくれたものに対してどこまで意見を言っていいのかが本当にわからなくて。でも皆さんが『どう思う?』って聞いてくださったり、『もっと言っていいんだよ』と言ってくださったことがきっかけで、自分の意見を言えるようになったんです。それが自分の中では一番大きかったことだし、今後にも活きることだと思います」と回答。これから1年間を駆け抜ける冬野を「作品に関わっているたくさんの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに頑張って!」と激励した。(編集部・倉本拓弥)
井内悠陽(範道大也/ブンレッド役)コメント
クランクインする前に「王様戦隊キングオージャー」の酒井大成さんやスタッフさんから、「本当にあっという間だから一日一日大切に過ごした方がいいよ」と言われていたんです。今、本当にその通りだったな……と実感しています。連続ドラマも初めてだったので、本当にたくさんのことを勉強させていただきました。現場での立ち居振る舞いや、俳優という仕事について、いろいろ学べたので、すごく充実した毎日でした。
僕も知らなかったことなんですが、ひとつの作品が完成するまでには、めちゃくちゃ多くの人たちが関わっているんですよね。撮影現場はもちろん、別のところでも本当にたくさんの方たちが動いてくださっているんです。その方たちとお会いすることもあるので、感謝の気持ちを伝えようと思い、あいさつを大切にしていました。みんなでひとつの作品を作り上げるのはすごく魅力的なことですし、これまでずっと続いてきたものだと思うので、冬野くんにもそういう気持ちを大切に頑張ってもらいたいです。
1年間、「爆上戦隊ブンブンジャー」を応援してくれて、愛してくれて本当にありがとうございました。イベントや舞台挨拶にも、子どもから大人まで本当にたくさんの人たちが来てくださったので、そこで生の声をたくさん聞くことができました。そういう皆さんの声に、僕たちは背中を押してもらっていました。僕たちが走り切れたのは皆さんの応援のおかげです。本当に感謝しています。「ブンブンジャー」は終わりましたが、今後僕たちがどうなっていくのかも見ていてほしいなと思います。これからもよろしくお願いします!


