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『ルックバック』が最優秀アニメーション作品賞!藤野役・河合優実も祝福「誇りに思っています」

第48回日本アカデミー賞

最優秀アニメーション作品賞に選ばれた『ルックバック』
最優秀アニメーション作品賞に選ばれた『ルックバック』 - (C) 藤本タツキ/集英社 (C) 2024「ルックバック」製作委員会

 第48回日本アカデミー賞授賞式が14日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、藤本タツキ原作・押山清高監督の『ルックバック』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。

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 『ルックバック』は、「少年ジャンプ+」で2021年7月に配信された読み切り作品が原作。漫画へのひたむきな思いでつながった、藤野と京本という2人の少女の創作にかける青春の日々と、運命を分かつ出来事を描き出し、クリエイターをはじめ多くのファンから注目を浴びた。

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 声優として、藤野役に河合優実、京本役に吉田美月喜と、才能あふれる若手俳優を起用。監督・脚本・キャラクターデザインを、スタジオジブリの『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』や『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた押山清高が担当した。

 押山監督はこの日、『あんのこと』で優秀主演女優賞を受賞した河合、同作に参加したアニメーターの井上俊之と登壇。ブロンズを手に「栄誉ある賞、ありがとうございます。今日は河合さんの隣に立たせてもらって、久しぶりです。ありがとうございます」と感謝。

 さらに「本当に、河合さんはじめ、ここに立っている井上さん……本当に何十年とアニメーション業界を支えてくださっている優秀なアニメーターです。アニメーションというのは、本当に技術でもってでないと映画が作れない表現。この作品に関わってくれたスタッフもそうなんですけども、日本のアニメーション業界を支えてくださっている多くのアニメーター、スタッフがいます。そういう人たちと共に作られた作品だとも思っています」と語る。

 昨年は、宮崎駿(崎はたつさき)監督の『君たちはどう生きるか』が最優秀アニメーション作品を受賞。スタジオジブリの関係者からブロンズを渡された押山監督は「7年前、私は宮崎監督のもとで『君たちはどう生きるか』の原画マン、スタッフとして参加していました。その現場から離れる際、宮崎さんには『これからは自分たちの映画を作りに行きます』というふうにお別れのあいさつをしたので、7年後ではありますけども、ジブリさんからこういった賞を受け取れたっていうのは、すごい特別に感慨深い気持ちになっています。きょうは一日に二度もレッドカーペットを歩けるとは思っていませんでした。こういった場に立たせてもらい、ありがとうございました。皆様に感謝します。

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 また、河合も「本当におめでとうございます。声を演じる前にアニメーションが送られて来たときから、本当に素晴らしい作品に心を奪われて、押山監督のアニメーションが皆さんに届くこと、世界の皆さんに届くことをすごくわくわくして待っていたので、こういう日を迎えられることをすごくうれしく思うと同時に、やっぱり……って気持ちもあって。私は『ルックバック』のことをとても誇りに思っていますし、関わりになった皆さんに敬意を表したいと思います」と祝福の言葉を送った。

 同部門では、『ルックバック』をはじめ『がんばっていきまっしょい』『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が優秀作品賞を受賞した。(編集部・入倉功一)

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