主題歌はミセス!『#真相をお話しします』で新曲「天国」を書き下ろし

大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨(timelesz)の主演映画『#真相をお話しします』(4月25日公開)の主題歌が Mrs. GREEN APPLE 書き下ろしの新曲「天国」に決定し、同楽曲を用いた新たな予告映像と、ポスタービジュアルが公開された。
結城真一郎の5編からなるどんでん返しミステリー小説を映画化する本作。主題歌を手掛けるのは、3月14日に開催された第48回日本アカデミー賞で新設された特別賞「主題歌賞」を映画『ディア・ファミリー』の「Dear」で受賞したことでも話題の Mrs. GREEN APPLE。『#真相をお話しします』の主題歌「天国」は、大森が鈴木を演じながら本作のために書き下ろし、制作にあたったもの。
Mrs. GREEN APPLE は、「主題歌「天国」を書き下ろし、提供させていただきました Mrs. GREEN APPLE です。また本作では主演も務めさせていただいているのですが、主題歌を担当するものとしてまた違った角度で、観点で作品に向き合いました。「天国」というタイトルの楽曲を僕はもっともっと先の未来で描くと思っていましたが、このきっかけとタイミングの巡り合わせでこの度この楽曲が生まれることになり、なんとも感慨深いです。映画「#真相をお話しします」でこの曲が流れる意味、そしてこの曲が誕生しなければいけなかった意味、僕自身噛み締めながら大切にしていけたらと思っております」とコメント。
本作の企画・プロデュースを担当する平野隆は、Mrs. GREEN APPLE と映画『青夏 きみに恋した30日』(「青と夏」「点描の唄」)、『ラーゲリより愛を込めて』(「Soranji」)で組んでおり、今回のタッグについて以下のように語っている。
「今回は主題歌をお願いするにあたり、2つの悩みがありました。一つは、映画の主役を大森元貴さんが演じられるということ。主題歌アーティストとしての強力なパワーが、役者としての彼の存在感を薄めてしまうのではないか、という危惧がありました。そしてもう一つは、様々な受け取り方のあるこの映画の観賞後感を主題歌を通してどのように収斂させていくか、ということ。それがクリアになったのは、大森さんのお芝居を初めて観た時でした。その魅惑的な芝居は私の杞憂を吹き飛ばし、本作ラストシーンから主題歌への流れを強烈に想起させてくれました。大森さんには、映画を見終わった皆さんがしっかりと前を見て劇場を後にできる楽曲を作ってほしいとお願いしました。映画はエンドロールの前に終わると思われている方が多いと思います。ただこの作品は、主題歌「天国」も含めて一つの映画となっています。それを是非劇場で確かめて頂ければと思います」
主題歌「天国」を使用した90秒の最新予告映像は、大森演じる鈴木の高笑いで幕を閉じるショッキングなもの。冒頭は、あるビルの警備室で、鈴木と桐山(菊池)が生配信暴露チャンネル「#真相をお話しします」を見る様子から始まる。「#真相をお話しします」とは、ゴシップを暴露することにより投げ銭で誰もが金を稼げる視聴者参加型の生配信番組。一攫千金を狙うスピーカー(話し手)たちの衝撃的な「真相」の暴露が続く中、借金地獄の桐山にもスピーカーとして指名が。
ついに借金地獄から抜け出せると喜ぶ桐山だったが、心を許していた友人の鈴木が突如「次のスピーカーは僕です」と名乗り出て、唖然とする桐山を横目に、ある「真相」を語り始める。「あの子も殺されたんです」「殺しちゃ駄目だ!」など物騒なセリフが続き、鈴木が「信じました?」とつぶやく。
併せて公開されたポスタービジュアルで、こちらを真っすぐ見つめる鈴木の目元には涙が流れ、覗き込むような桐山の表情は不安と緊張を感じさせる。(石川友里恵)


