映画『釣りバカ日誌』監督・栗山富夫さん死去 84歳 悪性リンパ腫のため

映画『釣りバカ日誌』シリーズなどを手掛けた映画監督の栗山富夫さんが、今月18日に悪性リンパ腫のため亡くなったと松竹株式会社が発表した。84歳だった。
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同社は「映画監督 栗山富夫さんが2025年6月18日 (水)10時1分に悪性リンパ腫のため84歳でご逝去されました。ここにみなさまからの生前のご厚誼に深謝し、ご遺族に成り代わりまして謹んでご報告申し上げます」と報告。
故人の遺志に従って葬儀等は家族葬で執り行う。松竹では「誠に勝手ではございますが、供物、供花、弔電、香典など全てのお心遣いはご遠慮させて頂きますこと、あわせてご了承くださいますようお願い申し上げます」と呼びかけると共に、「これまで、栗山監督の映画製作を支えてくださった方々、また映画を愛してくださったみなさまに改めて心より感謝申し上げます」としている。
同社によると、栗山監督は1941年2月20日、東京都出身。1965年に松竹入社、助監督を経て1983年に『いとしのラハイナ』で映画監督としてデビューした。1985年の『祝辞』で芸術選奨新人賞を受賞。西田敏行さんと三國連太郎さんが共演した人気シリーズ『釣りバカ日誌』を1作目から計11作品、そのほか『ホーム・スイートホーム』(2000)、『ホーム・スイートホーム2/日傘の来た道』(2003)、『ふうけもん』(2014)などを手掛けた。(編集部・入倉功一)


