実写版「THE LAST OF US」シーズン3前に原作者が離脱

米HBOがPlayStationの大ヒットゲームを実写ドラマ化した「THE LAST OF US」から、原作者で製作総指揮のニール・ドラックマンが離脱した。現地時間2日、ドラックマンが代表を務めるゲーム開発会社 Naughty Dog(ノーティードッグ)が発表した。
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原作は、謎の寄生菌のパンデミックによって文明が崩壊したアメリカを舞台に、深い悲しみを抱えた主人公・ジョエル(ペドロ・パスカル)が人類最後の希望となる少女・エリー(ベラ・ラムジー)と旅を続けるサバイバルアクション。シーズン1は、ゲーム実写史上初となるエミー賞24ノミネートを獲得する高評価を受け、シーズン2の放送を待たずしてシーズン3の制作が発表された。
ドラックマンは「『The Last of Us』のクリエイティブ面から離れるという難しい決断を下しました。シーズン2の作業が完了し、シーズン3の本格的な作業が始まる前のこのタイミングが、Naughty Dog と将来のプロジェクトに注力するべき適切な時だと判断しました」とコメント。ドラマを離れた後は、自身が脚本・監督を務める次回作「Intergalactic: The Heretic Prophet」の開発、スタジオ責任者としての業務にあたるという。
実写ドラマの制作は「キャリアのハイライトだった」と続けたドラックマンは、「2シーズンでの経験は誇るべきものであり、俳優やスタッフのみなさんが『The Last of Us Part I』の映像化、そして現在進行中の『Part II』の映像化に対して真摯に取り組んでくれたことに、心から感謝しています」と別れを惜しんだ。
同じく製作総指揮のクレイグ・メイジンは、「ニールと共に彼の素晴らしい作品をHBOで映像化するという夢が叶いました。これ以上に寛大なクリエイティブパートナーはいません」と感謝をつづり、「Naughty Dog とニールの熱心なファンとして、次回作をプレイすることが今から楽しみでなりません。私も優秀なキャストやクルーと共に、視聴者の期待に応えるシリーズ制作を続けていきます。『The Last of Us Part II』という偉大な物語を私たちに託してくれたニールと(脚本の)ハリー(・グロス)に心から感謝しています。そして、世界中で本作を観てくれている何百万もの視聴者にも、同様に深い感謝を捧げます」と決意を新たにした。(編集部・倉本拓弥)
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