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『メガロポリス』大赤字で「文無し」になったコッポラ監督、今度は島を売却

第82回ヴェネチア国際映画祭でのフランシス・フォード・コッポラ監督
第82回ヴェネチア国際映画祭でのフランシス・フォード・コッポラ監督 - 写真:REX / アフロ

 1億2,000万ドル(約180億円・1ドル150円計算)の私財を投じた映画『メガロポリス』(2024)が大赤字となった巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督(86)が、高級時計のコレクションに続いて、長年所有していた島を売却した。高級不動産の情報サイト「Mansion Global」が報じた。

【画像】コッポラ監督が約180億円の私財を投じた世紀の怪作『メガロポリス』

 今年3月に文無しとなったことを認めたコッポラ監督は、高級時計ブランドとのコラボで製作した腕時計コレクション(計7点)をオークションサイトに売り出すことを決断したばかり。次に売却したのは、ベリーズ珊瑚礁保護区に所有していた「コーラル・ケイ」と呼ばれる島だ。同サイトによると、売却額は180万ドル(約2億7,000万円)で、販売担当者は「コッポラさんは非常に残念がっていました。彼にとって、この楽園で過ごした時間はかけがえのないもので、特別な場所でした」とコッポラ監督にとっても苦渋の決断だったと明かしている。

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 すでに買い手も決まっており、グアテマラの実業家が島全体をリゾート地として改装する計画を練っている。宿泊施設は陸上と周囲のサンゴ礁の上に建てられ、桟橋で移動できる設計になるという。

 コッポラ監督が構想40年を経て完成させた『メガロポリス』は、近未来のアメリカが舞台を舞台に、自由に形を変える新たな建築素材を使い、ユートピアを作ることを目指す建築家シーザーの姿を描いたSF叙事詩。主演にアダム・ドライヴァーを迎え、脇役に豪華俳優陣を揃えたものの、世界興行収入は1,438万7,154ドル(約22億円)しか稼げず、記録的な大赤字となってしまった。(編集部・倉本拓弥)

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