「風、薫る」原田泰造、初牧師役のために聖書読み&礼拝参加

連続テレビ小説「風、薫る」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)でに主人公のひとり・大家直美(上坂樹里)を気にかけている牧師・吉江善作役を務める原田泰造が、オファーを受けた心境や、直美に対して人一倍の愛情を注ぐキャラクターに継いて語った。
「風、薫る」は、文明開化が急速に進む明治時代に看護の世界へ飛び込んだ、二人のナースの冒険物語。栃木や東京を舞台にしたオリジナル作品で、原案は田中ひかる氏の著書「明治のナイチンゲール 大関和物語」。実在した大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんをモチーフにしながらも、傷ついた人々を守るために“バディ”として奮闘する二人の主人公・一ノ瀬りん(見上愛)&大家直美(上坂)とその仲間たちの姿をフィクションとして描く。
吉江善作は、4年前に直美を引き取って以来、彼女をそっと見守ってきたキリスト教の牧師。自立したい直美の意思を尊重して別々に暮らしているが、常に直美のことは気にかけている。
ーーオファーを受けたときの心境
オファーをいただいたときはうれしかったです。以前に出演させていただいた「ごちそうさん」が大阪制作だったので、いつか東京制作の“朝ドラ”にも出てみたいと思っていたし、大河ドラマ「べらぼう」に出演しているとき、メイクルームの裏が“朝ドラ”チームのメイクルームで、「今どんな撮影をしているんだろう」と気になっていたんです。牧師役を務めるのは初めてだったので、まず聖書を読んだり、街の教会で礼拝に参加してみたりしました。当時の牧師という存在はみんなに歓迎されているわけではなく、白い目で見ている人たちもいたはずです。それを分かりながらも笑顔で炊き出しなどの活動をし、喜んでもらえるとうれしい。笑顔だけではない側面も伝わればいいなと思って演じています。
ーー吉江善作のキャラクターについて
脚本を読んで、直美さんのことをいつも見守っていて、さらに教会の周りの街の人たちのことも優しく見守っている魅力的な人物だと思いました。
直美のことは本当の自分の娘のように思い、いいところや悪いところを全部知っているお父さん的存在なのだろうと感じます。
演じる前は「この人、すぐ泣くなぁ……」と思っていたけれど、実際にセットに入って演じてみると泣くことがしっくりくるんですよ(笑)。直美のことを本当に心配しているから、直美が何かする度にびっくりして心配になっちゃって。直美が捨てられてからの道のりや今でも差別されていることをすべて知っているから、直美に対しては人一倍愛情があるのでしょうね。
僕は全然知らなかったけれど、当時は看護をする人間を蔑む人もいたと言います。それを誇りあるすてきな職業に彼女たちが押し上げていく。娘のような存在の直美がそれをやり遂げる過程を見られたら吉江はまた感動してしまうのではないかと思います。


