坂東龍汰&岡山天音『我々は宇宙人』カンヌでワールドプレミア上映!7分間のスタオベで世界が熱狂

2022年に“才能が潰されない世の中”を目指して誕生した映画レーベル・NOTHING NEW による初の長編アニメーション作品『我々は宇宙人』(英題:『We are Aliens』)が、第79回カンヌ国際映画祭監督週間でワールドプレミア上映された。本作は、ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した『チルド』などの製作チームによる最新作であり、アヌシー国際アニメーション映画祭2026長編コンペティション部門への選出も決定している。
企画・脚本・監督を門脇康平が務め、声の出演には坂東龍汰と岡山天音をダブル主演に迎えた。会場となったテアトル・クロワゼットには、世界各国から映画ファンや映画関係者が集結し、満席となる820人の観客による7分間に及ぶスタンディングオベーションが巻き起こった。
物語の舞台は、平成のとある田舎町。内気で“普通”であることに悩む少年・翼(坂東龍汰)は、小学三年生の春、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎(岡山天音)と出会い、親友になる。二人だけの時間を重ねる中で確かにあった日常は、やがて少しずつ歪み始め、暁太郎はクラスの中で浮いた存在になっていく。翼はその変化に気づきながらも何もできないまま、取り返しのつかない出来事を迎えてしまう。「もしもさ、俺が宇宙人だったらどうする?」その一言に込められた意味を巡り、ノスタルジーと不穏さが交錯する唯一無二の青春ミステリーが描かれる。
現地時間5月14日に行われたワールドプレミア上映前には、監督週間のディレクターであるジュリアン・レジから「日本から届いたこの作品は、29歳の非常に若い映画作家による初長編監督作品です!」と紹介され、門脇監督、坂東、岡山の3名が登壇した。門脇監督はフランス語で挨拶し、「満席の会場を見ることができて、本当に嬉しいです」と感慨深げに語った。声優を務めた坂東もフランス語で挨拶し、岡山も「楽しんで帰ってください」と観客へメッセージを送った。上映後の熱狂を目の当たりにした門脇監督は「一人、二人でつくり始めた映画が、気づいたらものすごく大きくなって。すごいことになったなっていう気持ちです」と目に涙を浮かべてコメント。坂東は「夢なのかなって。すごいですね。反応が」と興奮気味に語り、岡山は「これだけちゃんと皆さんに届いたっていうのは嬉しいですね」と感慨深く振り返った。
門脇監督は、YOASOBIの「優しい彗星」のオフィシャルMVなどを手がける新鋭であり、実写素材や立体のマテリアルをアニメーションに融合させる独自の映像スタイルで注目されている。音楽にはYaffleが参加し、新世代の才能が結集した作品になった。
カンヌ国際映画祭の監督週間は、新鋭や独創的な作家を紹介する重要部門で、過去に大島渚の『愛のコリーダ』や黒沢清の『カリスマ』、李相日の『国宝』などが上映された。2026年のコンペティション部門の審査委員長はパク・チャヌクが務めている。
映画『我々は宇宙人』は2026年劇場公開


