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レニー・ゼルウィガー来日記者会見

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レニー・ゼルウィガー
『ブリジット・ジョーンズの日記』
 


世界中で大ブームを巻き起こしたヘレン・フィールディングのベストセラー小説「ブリジット・ジョーンズの日記」。1995年の発表以来、独身の30代女性を指す“シングルトン”などの流行語を生み出したこの小説が、映画となって新しくよみがえった。主演は『プロポーズ』『ベティ・サイズモア』などのコメディエンヌぶりが人気のレニー・ゼルウィガー。共演はロマンチック・コメディには欠かせないヒュー・グラントと、同じくイギリスの演技派コリン・ファース。この話題作の公開に先駆けて、さる7月16日、主演のゼルウィガーと『ノッティングヒルの恋人』『リトル・ダンサー』などの大ヒット作を手掛けてきたプロデューサーのエリック・フェルナーが来日。都内・帝国ホテルにて、来日記者会見が行われた。

 



レニー・ゼルウィガー(以下Z):日本に来ることができて本当に嬉しく思っています。
エリック・フェルナー(以下F):日本に来ることできて私もとても嬉しく思っている。この映画は、心から楽しんで作りました。だから、この映画についての質問には何でも答えるよ。
- ブリジット・ジョーンズというキャラクターとの共通点と違う点は?

ブリジット・ジョーンズは、みんなのことを幸せにする本当に愛すべきキャラクター。心がキレイで素直で、女性だけでなく男性も共感が持てるビューティフル・パーソンだわ。この話は、自分の本当の幸せを探す旅の物語なの。それは他の誰のものでもなく、あくまでも自分の次元においての成功を求める旅。周囲の人が彼女についてああだこうだと言うけれど、それを彼女は自分なりの尺度で受け止めていく。そこが全ての人々に共感を受けると部分じゃないかしら。 自分とブリジットがダブるのは、彼女も私も自分の生き方を自分で決めるという点ね。仕事と私生活のバランスを上手く保ち、自分が人生において何をしたか、ということを常に追い求めている。それから、自分が女であるという観念をいつも頭に置いているところも似てるわ。お化粧したりとかそういうことね。 一番違っている点は、ブリジットは男のパートナーを持つことに大きな価値を置いているけれど、私はそれ程でもないってところよ。

-  世界中で大ベストセラーの小説のキャラクターを、活字から映像に移すことは大変だったと思いますが。
本の脚色というのはいつも難しい作業なんだ。まず2時間という枠に収めることが難しいし、さらにこの原作はブリジットという女性の頭の中の考えがつづってある形式なので、それをビジュアル化するのはなかなか大変だった。シナリオはかなり時間をかけて練り、レニーのナレーションを入れることでこの映画のトーンが決まった。そしてもちろん、主人公が生きた人間として新しく誕生したのは、レニーのおかげだよ。レニーという素晴らしい女優を得たことで、ブリジットというキャラクターがスクリーンの上に生き生きとよみがえったんだ。彼女は原作にあったキャラクターを忠実に再現しただけでなく、プラスαを生み出した。それはレニーの功績だ。全く得難い人選だったと思うよ。
私の仕事はとても簡単だったわ(笑)。だってこのキャラクターは大好きだし、とても愛しているんだもの。原作は映画化の話とは関係なく発売された時に読んだんだけど、すぐにファンになったわ。同じ年代を生きる女性としてとても共感できたから。原作者の才能がなせる技ね。 女優としての仕事は、そこに書いてあるものの本質的な部分を具現化すること。それにはとても時間が必要だった。だって、あれだけ有名なキャラクターを映画化するんだから、大勢のファンのためにも私たちには責任があるでしょう? だから原作のエッセンスを損なわずにやる、ということをいつも念頭に置いて演じたわ。それは、まるで水の上を歩くように心を配ることが必要な作業だった。。
- 体重をかなり増やしたそうですね。それは大変な作業でしたか?
いいえ! とっても楽しかったわよ。だって「これが終わったらミルクシェイクを飲まなきゃ。チョコバーも食べなきゃ」とかそんな生活を続けたんだもの(笑)。 体重を増やすというのは、俳優としての仕事の一部としか私は考えていません。もちろん、朝からカロリーの高いものを食べたらするのはちょっと大変だなと思ったこともあったけど、撮影中9ヵ月の間ずっと続けていたから、カメラの前に立って演技するのと同じぐらい純粋に仕事として取り組んだの。それほど特別のことではなかったわ。
- ヒュー・グラントとコリン・ファースについて何かエピソードを教えてください。恋人にするならどちらのタイプがいいですか?
2人ともとても素晴らしかったわ! 毎日のムードで今日はヒュー、今日はコリンという風に違ったので、どっちが好きとは言えないわ(笑)。コリンはキャラクターと同じく仕事もとてもキッチリやる人で、撮影中は私のことを支えてくれました。ヒューとのオフィスの撮影もとても楽しかったわ。アメリカに帰るときは一緒に連れて帰りたかったぐらい!
れが本音だね(笑)。コリンは本当に非の打ち所のないイギリス紳士だよ。僕が嬉しいのは、この映画を見た観客がみんなマークとダニエルの2人の男性のどっちがいいかって、ディスカッションを始めることだ。そういう議論の題材になっているところが、この映画の素晴らしいところなんだ。
- キャスティングはどのようにして決めたのですか?
コリン・ファースはマーク役のイメージにぴったりだと思った。彼はすぐにOKしてくれたよ。ダニエルの役はぜひヒュー・グラントにやってもらいたいと思ってコンタクトを取ったんだが、彼は9ヵ月も返事もせずにいたんだよ! その間ずっと説得を続けて、ある日彼から突然電話がかかってきて引き受けると言ったんだ。その時に、彼はこの役をやる上で一番心配なことは「ダニエルのキャラクターと自分があまりにもかけ離れている点だ」って言ったんだよ(笑)。僕は思わずこう言ったよ。「鏡を見てみろよ、ヒュー。そこに写っている男がダニエルそのものなんだよ」ってね。レニーに関しては、最初はイギリス人の役なのに生粋のテキサス娘で大丈夫かなと思った。だけど実際に会って話をしてみたら、英語のアクセント以外は完璧だった。

-

 

コメディについてどのように考えていますか?
コメディは大好き。この映画に限ったことではなく、私はコメディを演じる時は面白く演技しよう、と意識しないようにしているの。シナリオにかかれていることに真実があれば、わざと演じなくてもそれは必ず面白いことになるはず。コメディというのは、本来そういった真実の中にある面白さ、笑いのことだと思うわ。だから、本当に生きた人物がそこに描かれているならば、その通りに演じればそれが笑いを生み出すことになるのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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