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ヒース・レジャー独占インタヴュー

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ヒース・レジャー  インタビュー
『パトリオット』でメル・ギブソンの息子を演じ、一躍有名になったオーストラリアの若手俳優ヒース・レジャー。中世の騎士たちを描いたアクション・アドヴェンチャー『ロック・ユー!』で初めて大作に主演し、ハリウッド・スターに仲間入りしたことを改めて印象づけた。

僕ぐらいの年齢の男にとっても、走ったり、剣で戦ったりして泥だらけになるのはすごく楽しい

- この作品に出演してどんなことを学びましたか。
ヒース・レジャー(以下L) ジュースティング(馬上槍試合)、剣術、ダンス、それから発声練習もしたよ。歌うシーンがちょっとあったからね。いつも作品ごとにいろいろ違うことを学べるんだけど、今回は共演した役者たちからたくさんのことを学んだよ。素晴らしいアンサンブル・キャストに恵まれて、とてもラッキーだった。撮影していない時も彼らと一緒に遊んでいたし、その時の楽しい雰囲気をうまく映画にも表現できたと思うんだ。すごく面白かったよ。リラックスして仕事ができたしね。
- スタントマンを使わず、ほとんど自分でアクション・シーンをやったそうですが。
僕がやってることは、子供の頃に裏庭で兵隊やカウボーイごっこをして遊んでいたことの延長上にあるものだからね。僕ぐらいの年齢の男にとっても、走ったり、剣で戦ったりして泥だらけになるのはすごく楽しいことだし、自分でスタントをやった方がその人物になり切れるんだよ。
撮影が休みの時にはいつもパーティがあったよ
- ロケ地のプラハで土曜日ごとにパーティが開かれたそうですが。
彼土曜日だけだったかな? 撮影が休みの時にはいつもパーティがあったよ。プラハではちょうど9本もの映画が同時期に撮影されていて、毎晩パーティだらけだったんだ。僕たちのキャストやクルーは、どこのパーティに行っても最後まで残っているクチだったよ。
- プラハはどうでしたか。
プラハはとても美しくてロマンティックな街で素晴らしかったよ。ニューヨークのミニチュアみたいにとても小さなコミュニティで、歩いて友達のアパートを訪ねたり、どこかで一緒に朝食を取ったり、簡単にできるんだ。本当に楽しかったよ。
- チェコの人々はどうでしたか。
彼らははまだ共産主義の世界から抜け出すのに大変で、観光客がたくさんのお金を街に落としているのに反して、マクドナルドでビッグマックを買うことさえできないんだよ。だから、彼らは僕たちに対して反感を感じたりもすると思うんだけど、とてもフレンドリーなんだ。もちろん、チェコのスタッフの中にはいい友達になった奴がいっぱいいるしね。でも、プラハの人たちは、僕たちに出て行ってもらいたいと思っているだろうね。それは責められないよ。なぜって、僕たちは街にやって来て、マックの大きな看板を掲げて、街中を汚して、まるでウイルスがえらい勢いで蔓延したみたいなんだから。
見僕の生活はごくノーマルで、リムジンとかそういったことから最もかけ離れたところで暮らしているんだ
- 普段はどんな生活を送っているのですか。
の生活はごくノーマルで、リムジンとかそういったことから最もかけ離れたところで暮らしているんだ。だって、18ヵ月間も週に6日休みなく働き続けて、その間で休めたのは合計2ヵ月くらいなものだよ。2週間前に仕事を終えたばかりで、今やっと休みに入ったところなんだ。
- パパラッチに追いかけられたら、どうしますか。
そういうのってあまりないよ。ロサンゼルスには夜に出かけられる場所がいっぱいあって、写真を撮られる所もあるけど、撮られない所もある。だからこそ、多くのスターたちがこの街に住んでるんだと思うよ。
- 演技の才能があるっていつ発見したんですか。
発見したとは思っていないよ。今だにそれを探しているんだから。決して見つかるものではないんじゃないかな。演技というものの美しさと魅力がそこにあるんだよ。終わりのないストーリーさ。
オーストラリア人はユーモアのセンスがあると思う。 人生に対する態度にね
- 演技のクラスを信じないとおっしゃっていましたが。
演技のクラスを信じないというわけじゃなくて、単なる僕の意見なんだ。演技のクラスではいろいろな規則やガイドラインを教えてくれて、こういう状況ではどう演じればいいか、多くの選択肢を与えてくれるんだよ。それは時には本能に従うことを妨げるんだ。僕にとっては本能が全てだから、それが失われるとどうすればいいかわからなくなってしまう。自分が今演技しているということを意識させられると、どうしても嘘っぽくなっちゃうんだよ。
- オーストラリア人俳優がこれだけ活躍しているのはなぜでしょう。
わからないなあ。ファッションだと思うよ。一時的なね。
- オーストラリア人の特徴ってなんでしょうか。
ユーモアのセンスがあると思うよ。人生に対する態度にね。オーストラリア人の役者は、映画業界に染まっていなくて、帰りたければいつでも帰るぞっていう態度でハリウッドに来てるんじゃないかな。
- 最近時代ものが続いていますが。
語るべき歴史的なストーリーっていっぱいあるし、昔の人々の感情を表現するのはとても面白いんだ。時代やキャラクターだけではなく、物事に対処する方法が違うのも興味深いよ。ジーンズをはいて車を運転したいと思うけど、時代劇をもっとやってもいいと思うよ。
(吉川優子)
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