まほの[子連れ]ハリウッドへの道71
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【まほ娼婦に間違われる?】 |
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ロスで人々が踊るクラブっちゅうもんに初めて連れてったもらったときのこと。私は、日本のクラブってあんま好きでなかったのよね。正直な話。だってさ、おしゃれっぽくてかっこいい男の子達はなんか見てるだけでどきどきしちゃって息がつまるし、たばこ臭いし。空気悪いじゃない?
え? なになに? なんと言っとるのや? 唯一最後のトリップだけは聞き取れたもののあとは聞き取れなかった。私の左脳は、この一文を、「君旅行できてるの?」と解釈。
ディディジュ?おお、did you like it? だな。ふむふむ。ってitは何を指しておるのか。多分、アメリカは気に入った?だろうな。 たいてーのアメリカ人はこれを聞くからね。
ついでにあなたのことも気に入ってるわよーん。うっふん。と、ラブラブビームを飛ばすと兄ちゃん何を焦ったか、いきなり
な、なんやてー?こんなに、トントンと事が運んでいいのでありましょーか? おそるべしアメリカ人。あまりの衝撃に身を凍らせてるとたたみかけるように
と兄ちゃんが聞いてくる。なんちゅー。こんなペチャパイを売春婦と間違えやがったのか。この男。バカめ。私は安かないわよ。おととい来なさいよね。
このセリフを吐いたとき、私の気分はマレーネ・ディートリッヒな感じ。キセルでもありゃ、ぷいーっと吹いてやんのになあ。 余裕の表情で、兄ちゃんを見てるとごそごそ財布をのぞいてる。オイオイ、冗談だって。ちょっと待ってくれよ。困り果てた私は、一緒にいたフィリップ兄さん(ルームメイトね)を呼んで、状況を片言で説明してみた。
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