天国と地獄モノはストーリー的に好みなんですが、天国が全く幻想的な要素がなくて笑いました。なんて質素な天国……。
この映画の中で最も男らしいのが、ペネロペ・クルス演じる地獄の工作員カルメン。彼女は正真正銘の女役ですが、とっても男勝り。画面に映るともう、とにかくカッコイイ!
タバコを吸う仕草も足をがばっと広げて歩く姿も、男っぽいだけじゃなく女としても綺麗だし、
殴られて鼻血たらしててもかっこいいので必見です。
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かつてのアンジェリーナ・ジョリーにもこんな魅力があったけど、ペネロペがやると清潔感漂ってまた違った魅力が。女性が魅力を感じる男性像のツボをわかってるだけに、「理想の男」に近い気がしますね。
あまりにかっこよすぎて、ただでさえ情けない役どころの男性陣が、がどんどん女々しく見えてくるんですが、ガエル・ガルシア・ベルナル扮する地獄の作戦本部長ジャックはなかなか可愛かったです。『天国の口、終わりの楽園』という作品で伝説の海岸「天国の口」を目指した彼ですが、さえない地獄のお偉いさん役はハマってます。
ちなみにカルメンがこんなにカッコイイのか理由がわかるのですが、その告白シーンもドキドキしました。またこんな男らしいペネロペが観たい!
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