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2004年7月

全米話題作

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米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介。
ウィル・フェレル主演のコメディ『アンカーマン』が『キング・アーサー』を押さえ2位初登場という快挙を果たし、ウィル・スミス主演アクション・スリラー『アイ,ロボット』が『スパイダーマン2』の3週連続1位を阻む。16日に全米ティーンのアイドル、ヒラリー・ダフ主演の『シンデレラ・ストーリー』、23日にはハル・ベリー主演の『キャットウーマン』とマット・デイモン主演の『ボーン・スプレマシー』が公開され、『ボーン・スプレマシー』が興収50億を超えるヒットを記録。

 アンカーマン:ザ・レジェンド・オブ・ロン・バーガンディ(原題)
全米初登場
1位
7/30~8/1順位
9位(4週)
英題:ANCHORMAN THE LEGEND OF RON BURGUNDY
監督:アダム・マッカイ
キャスト:ウィル・フェレル、クリスティナ・アップルゲイト、ポール・ラッド

ストーリー:1970年代の西海岸サン・ディエゴ。地元テレビ局に勤めるロン(ウィル・フェレル)は、ニュースでアンカーをやるほど、不動の人気を誇るベテランアナウンサーだが、野心溢れる優秀な女性アナウンサー、ヴェロニカ(クリスティナ・アップルゲイト)が入社したことで立場が危うくなる。料理などの“女性向け”番組ではなくロンの独壇場―“ニュース”の舞台に上がってきたからだ。そして、2人の男女のアンカーを巡る熾烈な戦いが始まった。

『エルフ』のコメディ俳優ウィル・フェレルと『ハッピー・フライト』のクリスティナ・アップルゲイトが“トップアンカー”の地位をめぐり熾烈なバトルを繰り広げるコメディ。フェレルは監督のアダム・マッカイと共同で脚本も担当しており、米SNL(サタデーナイトライブ)出身ならではのアドリブが全編に渡って散りばめられた“爆笑”フィルムとなっている。この他、ティム・ロビンスやジャック・ブラック、ベン・スティラーら豪華カメオ陣が出演。全米初登場は2位、4週目で興収$78ミリオンを突破。

公開未定 <official site  >
 シンデレラ・ストーリー(仮題)
全米初登場
3位
7/30~8/1順位
8位(3週)

英題:A CINDERELLA STORY
監督:マーク・ロスマン
キャスト:ヒラリー・ダフ、チャド・マイケル・マーレイ、ジェニファー・クーリッジ

ストーリー:意地悪な継母と義理の姉妹に扱き使われ、日々ウェイトレスとして働かされる毎日を送るサム(ヒラリー・ダフ)は、友人も少なくパッとしない“さえない”高校生。顔も知らない男の子とネット上でチャットやEメールを楽しむが、学校のハロウィンパーティで彼がアメフトのスター選手オースティン(チャド・マイケル・マーレイ)ということを知る。義姉らに知られることを怖れたサムは“現実”に戻るためその場を去り、サムを探す彼を避けてしまい……。


米国のトップアイドル、ヒラリー・ダフがディズニー以外で初主演を飾る、明るく元気な現代版シンデレラ。ダフ姉妹が歌う「Our Lips Are Sealed」や、「Girl Can Rock」を含むヒラリーお馴染みのナンバーを中心に、ジョシュ・ケリー、MxPxらの楽曲が映画を盛り上げる。継母役には『キューティー・ブロンド』のジェニファー・クーリッジがあたり、ダフの相手役を『フォーチュン・クッキー』のチャド・マイケル・マーレイが務める。初登場は3位ながら初週は4位、3週目で$40ミリオンとまずまずの成績。

2004年秋公開予定 <official site  >

 アイ,ロボット
全米初登場
1位
7/30~8/1順位
4位(3週)
英題:I, ROBOT
監督:アレックス・プロヤス
キャスト:ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン、ブルース・グリーンウッド

ストーリー:人類とロボットが共存する近未来のシカゴで、ロボット工学の第一人者ラニング博士が(ジェームズ・クロムウェル)が殺害されるという不可解な事件が起こる。容疑者となったのが『ロボット3原則』によって、人に危害を加えられないはずのロボット、“サニー”だったからだ。シカゴ市警のデル(ウィル・スミス)はサニーに疑いを持ち、ロボット心理学者カルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)とともに謎を究明していくが、思わぬ陰謀に巻き込まれ……。

SF界の巨匠、アイザック・アシモフの「われはロボット」にインスパイアされ、『クロウ』や『ダークシティ』の革新的な映像が目を引くアレックス・プロヤス監督が描いたアクション・スリラー大作。ウィル・スミスを主演に、『トータル・フィアーズ』のブリジット・モイナハンやジェームズ・クロムウェルらが共演。人類が追求したテクノロジーの暴走や壮絶なアクションを交え、知的なエンターテイメントとなった大作は全米初登場1位、初週$50ミリオン、3週目で$114ミリオンを突破。

2004年9月18日公開 / 日劇1、他 <official site   >
 ボーン・スプレマシー
全米初登場
1位
7/30~8/1順位
2位(2週)
英題:THE BOURNE SUPREMACY
監督:ポール・グリーングラス
キャスト:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、ブライアン・コックス

ストーリー:中国の副首相が無残な姿で殺されるという事件が起き、現場に残された痕跡から捜査官たちは裏世界で有名な暗殺者ジェイソン・ボーンの仕業だと考える。だが、その名は引退したCIAエージェント、デヴィット・ウェブの偽名で“ジェイソン・ボーン”という人物は存在しない。それに、ウェブはCIAや裏世界から足を洗い恋人とともに海辺の小さな村で平和に生活している。誰かが米中の外交危機を招くため、ボーンに成りすましたことは明らかだった。

ロバート・ラドラムの同名小説を映画化した『ボーン・アイデンティティ』の続編。なお、ラドラムの作品は3部作となっており、今回の『ボーン・スプレマシー』は第二部の「殺戮のオデッセイ」にあたる。『ブラッディ・サンデー』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したポール・グリーングラスが監督にあたり、前作のダグ・リーマンは製作総指揮で参加。全米初登場1位、興収$52.5ミリオンと好調なオープニングを飾る。2週目はホアキン・フェニックス主演のスリラー『ヴィレッジ』に押され2位に後退するも興収は合計$100ミリオン目前。

2005年正月公開予定 <official site  >

  キャット・ウーマン
全米初登場
3位
7/30~8/1順位
6位(2週)
英題:CATWOMAN
監督:ピトフ
キャスト:ハル・ベリー、ベンジャミン・ブラット、シャロン・ストーン

ストーリー:グラフィック・デザイナーとして巨大な化粧品会社で働くシャイなペイシェンス(ハル・ベリー)は、発表を控えた老化防止商品に関する恐るべき秘密を知ってしまい、組織的な陰謀に巻き込まれる。絶体絶命の危機を迎えた瞬間、彼女は猫の強さやスピード、鋭い感覚、超人的なパワーを持つ女性へと生まれ変わる。彼女は能力を授かった“選ばれし者”としての本当の自分を知り始め、善悪の境界線を巧妙に渡り歩く"キャットウーマン"となった。

人気アメコミシリーズ「バッドマン」に度々登場する大泥棒“キャットウーマン”を主人公に、オスカー女優ハル・ベリーが多くのスタントに挑んだアンチ・ヒーロー・アクション。『ヴィドック』のダークで美しい映像が目を引くピトフが監督を務める。21世紀版の新しい“キャットウーマン”として、ゴッサム・シティやバットマンは関係の無い、映画オリジナルとして製作された本作は全米初登場2位ながらも初週は3位、興収$16.7ミリオンに留まり厳しいオープニングとなった。

2004年秋公開予定 <official site   >




 ザ・クリアリング(原題) / 公開未定
『インサイダー』のプロデューサー、ピーター・ジャン・ブラッジが初監督と脚本を務めた心理サスペンス。2人の子供と仕事に恵まれ、充実した生活を送る夫婦にロバート・レッドフォードとヘレン・ミレンが、レッドフォード扮する夫を誘拐する男をウィレム・デフォーが好演。派手さは無いが、3人のベテラン俳優の演技が光る上質なドラマとなっている。初登場16位ながら4週目で18位、合計$4.9ミリオンと安定した順位を保つ。
 キング・アーサー / 公開中
西洋史で絶大な人気を誇り、設定・テーマを変えこれまで度々映画化されてきた「アーサー王と円卓の騎士」の伝説が、ハリウッドのヒットメイカー、ジェリー・ブラッカイマー製作で新たに登場。クライヴ・オーウェンを主演にスティーヴン・ディレイン、ヨアン・グリフィス、キーラ・ナイトレイらが共演。同じ週に公開されたウィル・フェレル主演のコメディ映画『アンカーマン』の意外なヒットと、2週目も1位をキープした『スパイダーマン2』に押され全米初登場3位、興収$15ミリオンと厳しいオープニングを飾り、4週目で10位圏外に後退。興収も合計$50ミリオンに届かず、海外でのヒットに期待がかかるところ。
 ライディング・ジャイアンツ(原題) / 公開未定
スケートボードの中心的存在“Z-BOYS”の活動を追ったドキュメンタリー『DOGTOWN & Z-BOYS』でサンダンス映画祭のドキュメンタリー部門観客賞・最優秀監督賞を受賞したステイシー・ペラルタ監督が、サーフィンのルーツから今日の発展や、西海岸を中心としたサーフ・カルチャーを追ったドキュメンタリー。26館上映で初登場30位ながら安定した順位を保ち、7月29日現在は上映数41館、合計0.84ミリオンと後僅かで興収1億に達する見込み。

 ザ・ドア・イン・ザ・フロア(原題) / 配給:日本ヘラルド映画

ジョン・アーヴィングのベストセラー“未亡人の一年”を原作に、アクション・コメディ・ドラマと幅広く活躍する名優ジェフ・ブリッジス主演で贈る感動のドラマ。ブリッジス扮する児童小説家の美しい妻に『LA.コンフェデンシャル』のキム・ベイシンガー、4歳になる2人の娘役で名子役ダコタ・ファニングの妹エル・ファニングが出演している。初週21位で興収$0.5ミリオンに届かなかったが、上映館を80近く増やし3週目で19位、合計$2ミリオンと徐々に順位&興収を伸ばす。

 ア・ホーム・アット・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド(原題) / 公開未定

“めぐりあう時間たち―三人のダロウェイ夫人”でピューリッツァー賞を受賞したマイケル・カニンガムの“この世の果ての家”を原作に、バイセクシャルとゲイの2人の男と、1人の女の奇妙な三角関係を描いた恋のドラマ。『フォーン・ブース』のコリン・ファレルを主演に、『アンプレイカブル』のロビン・ライト=ペンが共演。バイセクシャルを演じたファレルの過激なヌードシーンがカットされたことで話題になった。上映5館で初週46位&興収$64728は、製作費$9ミリオンという比較的低予算を考えても厳しい結果。これからの伸びに期待したいところ。
 ヴィレッジ / 2004年9月公開予定
隔離された村の状況に疑問を持った若者が恋人と禁断の森へ入ってしまうことで、得体の知れない恐怖や村に隠された秘密が明かされていくスリラー。『シックス・センス』や『アンブレイカブル』のM・ナイト・シャマランが監督を務め、『サイン』でシャマラン作品に参加しているホアキン・フェニックスを主演に、シガニー・ウィーバー、エイドリアン・ブロディらが共演。同日公開作の中では一番の3700を超える映画館で上映され、初登場1位、興収$50.8ミリオンと他を大きく引き離したオープニングを飾る。
 マンチュリアン・キャンディデイト(原題) / 公開未定
朝鮮戦争で敵軍に捕まったアメリカ兵士が洗脳を施され、共産党の手先となり暗殺を繰り返す、リチャード・コンドンの同名小説を映画化した『影なき狙撃者』を、デンゼル・ワシントン&メリル・ストリープでリメイク。『アダプテーション』のジョナサン・デミが監督を務める。2800強の映画館で公開され初週は同日公開の『ヴィレッジ』、2週目の『ボーン・スプレマシー』に次ぐ3位にランクインし、興収は$20.2ミリオンを記録。
 ハロルド&クマー・ゴー・トゥー・ホワイトキャッスル(原題) / 公開未定
全米老舗のファーストフード・チェーン“ホワイトキャッスル・ハンバーガー”のハンバーガーを求め、金曜の夜に“ホワイトキャッスル”に向かう途中、あらゆるハプニングに遭遇する、冴えない男2人のドタバタコメディ。アシュトン・クッチャー&ショーン・W・スコット共演のSFコメディ『ゾルタン★星人』(日本劇場未公開)で意外なヒットを飛ばしたダニー・レイナー監督の2作目。製作費$9ミリオンの低予算映画ながら初登場7位、興収$5.15ミリオンを記録。

 サンダーバード / 2004年8月7日公開

1965年にイギリスでTV放映され、世界各国で大ヒットした人形劇「サンダーバード」の実写版。『スタートレック』シリーズのジョナサン・フレイクスが監督を務め、ビル・パクストンやベン・キングスレーらが出演。『アンダーワールド』のソフィア・マイルズ扮する紅一点、レディ・ペネロープのピンクを基調とした様々なファッションにも注目が集まる。初登場は11位ながらも初週は12位、興収$2.6ミリオンと寂しい結果となった。


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